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足底筋膜炎でもランニングを続けるための正しいケア方法

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こんにちは、UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院の長田です。

「朝、ベッドから足をついた瞬間、足の裏に電流が走るような痛みがある」——そんな経験、ありませんか?

走ることが好きで、走り続けてきたからこそ、その痛みはとても辛いものですよね。

足底筋膜炎は、ランニングを続けているランナーに多く見られる症状です。

放っておくと長期間走れなくなることもあり、早めに向き合うことがとても大切です。この記事では、カイロプラクティックとカスタムインソール作成の現場から、原因・治し方・再発しないための考え方まで、できるだけわかりやすくお伝えします。

院長:長田

ランニングが原因で足の裏を痛めてしまうランナーは本当に多いです。私自身もランニングに関する著書を出版していますが、足底筋膜炎は「足の問題」と思われがちで、実は全身のバランスが大きく関係しています。ぜひ最後まで読んでみてください

目次

足底筋膜炎とはどんな症状なのか

足底筋膜炎とは、足の裏にある「足底筋膜」と呼ばれる帯状の組織が繰り返しの負荷によってダメージを受け、炎症を起こした状態のことです。ランニングはその代表的な原因のひとつで、走行距離が急に増えたタイミングや、長期間走り込んでいる方に多く見られます。

どこがどう痛むのか

最もわかりやすい特徴は、朝起きた直後の「一歩目の痛み」です。

寝ている間に縮んだ足底筋膜が、立ち上がった瞬間に引っ張られることで鋭い痛みが生じます。しばらく歩くと痛みが和らぐこともありますが、長時間の立位や走った後にまた痛みが戻ってくるパターンがよくあります。

痛みの場所は、かかとの内側前方から土踏まずにかけてが多く、親指側の付け根あたりに集中することもあります。「足の裏がじんじんする」「かかとを地面につけるのが怖い」という声もよく聞きます。

なぜランニングで起きやすいのか

走るという動作は、体重の2〜3倍もの衝撃が着地のたびに足にかかります。その衝撃を受け止めているのが足底筋膜で、この繰り返しの負荷が蓄積すると炎症が起きやすくなります。

特に多いのが、「走行距離を急に増やした」「長距離レースに向けて練習量を一気に上げた」「サイズの合っていないシューズを使い続けていた」といったケースです。足のアーチが低い「扁平足」や、逆に高すぎる「ハイアーチ」の方も負荷が集中しやすく、注意が必要です。

足底の痛みなのに、原因は全身にある

ここが、足底筋膜炎を理解するうえで最も大切なポイントです。多くの方が「足が痛いから足だけを治す」という発想になりがちですが、実際には下半身全体のアライメント(骨や関節の並び方)の乱れが、足底に過剰な負担をかけていることが非常に多いのです。

骨盤・股関節・膝が足底に与える影響

たとえば、骨盤が傾いていると脚の向きや重心のかかり方が変わり、着地の際に足底の特定部位に繰り返し負荷が集中します。股関節の可動域が狭かったり、膝が内側に入りやすい「膝の内倒れ(ニーイン)」があると、足首から足底にかけての動きに無理が生じます。

「足を治療しても繰り返す」という方の多くが、このパターンに当てはまります。

足首のかたさも大きなリスク要因

足首の背屈(つま先を上に向ける動き)が制限されていると、走る際に足底筋膜への引っ張りが強まります。ふくらはぎの筋肉やアキレス腱のかたさも同様です。

足の裏で痛みが出ていても、その原因が骨盤や股関節、足首といった全身の連鎖にある——この視点を持つことが、再発を防ぐための第一歩です。

当院では、足底の症状に対しても必ず全身の評価から始めます。足だけでなく、骨盤・脊柱・股関節・膝・足首まで一つひとつ確認することで、「なぜあなたの足底に負担がかかっているのか」の本当の原因を探ります。

走りながら治せるのか、それとも休むべきか

これは多くのランナーが最も気にしているポイントではないでしょうか。結論からお伝えすると、「症状の程度と痛みの出方によって判断が変わる」というのが正直なところです。

走っていい状態と、休むべき状態の違い

軽症であれば、走行距離と強度を落としながらケアを並行することで改善できるケースもあります。ただし、歩くだけでも痛みが続いている場合は休養が優先です。走り出してすぐに痛みが出る場合、痛みが出てから2週間以上改善がない場合も、無理は禁物です。

「痛みを我慢して走り続けた結果、完治まで半年以上かかった」というランナーを、これまでに何人も見てきました。早期に対処することが、結果的に一番早く走れるようになる近道です。

ランニング再開の目安となる期間

軽症であれば、適切なケアを続けることで1ヶ月程度での改善が見込めます。中等度以上になると3〜6ヶ月かかることもあります。

大切なのは、「痛みが消えたから走る」ではなく、「なぜ痛みが出たのかの原因を改善してから走る」という考え方に切り替えることです。痛みが消えた段階ではまだゴールではありません。

自宅でできるセルフケアの方法

院内での施術と並行して、自宅でのセルフケアを組み合わせることで回復のスピードは大きく変わります。ここでは代表的な方法をいくつかご紹介します。

足底と下腿のストレッチ

足底筋膜の柔軟性を保つために、足の指を反らせるストレッチが効果的です。椅子に座った状態で、足のつま先を手で持ち上げるように反らせ、足の裏全体にじんわりとした張りを感じる状態で20〜30秒キープします。朝起きてすぐと就寝前に行うだけでも違いが出ます。

ふくらはぎの柔軟性も足底への負担に直結します。壁に手をついて行うカーフストレッチは、ふくらはぎだけでなくアキレス腱の柔軟性も改善します。ふくらはぎが硬い方ほど足底に負担が集まりやすいので、日常的に続けてください。

足の指を使うトレーニング

床にタオルを置き、足の指だけでタオルをたぐり寄せる「タオルギャザー」は、足のアーチを支える筋肉を鍛えるのに効果的です。特に扁平足の方には、地味ですが非常に有効なトレーニングです。テレビを見ながらでもできますので、1日20回を2セット習慣にしてみてください。

アイシングと温め

走った直後や痛みが強い急性期には、患部を10〜15分ほど冷やすことで炎症を抑える効果があります。ただし慢性化してきた段階では、逆に温めて血流を促す方が有効なこともあります。今がどちらの状態かで判断が変わりますので、迷う場合はぜひ相談してください。

シューズとインソールで足元から変える

足底筋膜炎の改善と再発予防を考えるとき、シューズとインソールの話は外せません。これは私が特に力を入れているテーマでもあります。

シューズ選びで気をつけてほしいこと

クッション性が高ければ安全というわけではなく、重要なのは「自分の足の形状と走り方に合っているか」です。

チェックポイント確認内容
サイズつま先に1cm前後の余裕があるか
ワイズ(幅)小指と親指が窮屈でないか
ヒールカップかかとがしっかりホールドされているか
ソールの状態走行距離に応じた減りがないか
使用年数500km以上走ったシューズは交換時期

シューズの寿命は意外と短く、見た目がきれいでも内部のクッション材は消耗しています。「まだ使えそう」という感覚で古いシューズを使い続けることが、足底筋膜炎の一因になっているケースも少なくありません。

インソールが果たす本当の役割

インソールの役割は、単なるクッションではありません。足底アーチをサポートし、着地から蹴り出しまでの足の動きを正しく誘導することが本来の目的です。市販品でも一定の効果はありますが、足の形状や歩行の癖は人それぞれです。

私はフランスのSIDAS社で技術研修を受け、カスタムインソール(オーダーメイド中敷き)の作成を長年行ってきました。足の計測をもとに作成したインソールは、再発予防という点で大きな違いをもたらします。「すでにインソールを使っているのにまだ痛い」という方の場合、インソール自体の問題ではなく、全身のアライメントが整っていないことや、サイズが合っていないことが原因であるケースもあります。足元の調整と全身のバランス改善はセットで考える必要があります。

カイロプラクティックでできること

足底筋膜炎の改善に、なぜカイロプラクティックが有効なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。

先ほどお伝えしたとおり、足底の痛みは足だけの問題ではないことが多いです。足首・膝・股関節・骨盤・脊柱のアライメントが崩れることで、足底への負荷が増大しているケースが非常に多く見られます。足に痛みがあっても、原因が全身の連鎖にあることを見落とすと、何度治療しても再発を繰り返すことになります。

当院では問診と各関節の検査をしっかり行い、なぜその方の足底に負担がかかっているのかを全身から分析します。足へのアプローチはもちろん、骨盤・脊柱・股関節・膝・足首まで一つひとつ整えることで、足底への負担を根本から軽減することを目指しています。

筋膜リリースや関節モビリゼーションも組み合わせながら、痛みの解消だけでなく「再発しない身体づくり」をサポートしています。インソール作成と組み合わせることで、動きのエラーを補正しながら足元から全身を整える、当院ならではのアプローチが可能です。

ひとこと

足底筋膜炎は、「少し痛いけどまだ走れる」という状態が一番やっかいです。我慢して走り続けているうちに慢性化し、完治までの期間が長引いてしまうケースをこれまでに何人も見てきました。

痛みの原因を正しく把握して、適切なケアとフォームの修正、そして自分の足と身体に合ったアプローチを整えること。足の裏で起きている痛みを、全身という視点から紐解いていくことが再発しないランニングライフへの道です。

「どうせ休んでも治らない」「走れないとストレスがたまる」、そういう気持ちはよくわかります。だからこそ、一人で抱え込まないでほしいのです。どんな小さなことでも、気軽に相談してください。あなたがまた気持ちよく走れるように、一緒に考えましょう。


院長:長田

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