
院長:長田お気軽にご相談ください!

院長:長田お気軽にご相談ください!
朝起きたときに顎がこわばっている、口を開けると痛む、いつもより開けにくい。
そんな症状が朝に強く出る場合、「枕が合っていないのでは?」と考える方もいるのではないでしょうか。


枕だけが顎関節症の原因とは限りませんが、睡眠中の姿勢や首の位置、横向きで顎を圧迫していないかなどは、朝の症状を考えるうえで確認しておきたいポイントです。
顎の痛みや開けにくさ、痛みを伴うクリック音などがある方は、まず顎関節症について詳しくまとめた症状別ページも参考にしてください。
この記事では、顎がつらい方が枕や寝姿勢について確認したいことと、枕を変えても症状が続く場合に考えたいことをお伝えします。


「朝だけ顎がつらい」という方は、日中だけでなく寝ている間の姿勢や食いしばりなども一度振り返ってみましょう
顎関節症では、顎関節そのものや咀嚼筋と呼ばれる顎を動かす筋肉などに痛みや動かしにくさが出ることがあります。
原因は一つではなく、食いしばりや歯ぎしり、顎への負担、ストレスなど複数の要素が関係する場合があります。
そのため、朝に症状が強いからといって「枕が原因」とは限りません。
まず、次のようなことを確認してみてください。
朝の顎の痛みは、枕だけでなく、寝姿勢や食いしばりなど睡眠中の状況も合わせて考えることが大切です。
横向きで寝る場合、顔や顎の一部が枕へ接触します。
顎を強く枕へ押しつけるような姿勢が長く続けば、症状がある側では不快感を感じることがあります。
特に「いつも同じ側を下にして寝ると翌朝だけ顎が痛い」という場合には、寝る向きとの関係を確認してみてもよいでしょう。
ただし、横向き寝そのものが顎関節症を起こすと決めつけることはできません。
うつ伏せで眠ると、呼吸をするために顔を左右どちらかへ向ける時間が長くなります。
その状態で顎や顔の片側を枕へ押しつけていると、顎だけでなく首まわりにも負担を感じることがあります。
朝起きたときに顎だけでなく首や肩までつらい場合には、うつ伏せの時間が長くなっていないかも確認してみましょう。
「顎関節症なら何cmの枕がいいですか?」と聞かれることがあります。
しかし、顎関節症の方すべてに共通する理想的な高さや素材があるわけではありません。
体格や肩幅、普段の寝姿勢、マットレスの沈み込み方などによって必要な高さは変わります。
仰向けで寝たときに、顎が胸側へ強く押し込まれている、反対に頭が後ろへ大きく反っていると感じるのであれば、枕の高さを見直してみてもよいでしょう。
重要なのは「高い・低い」という数字だけではなく、首や顎に余計な力を入れずに休めるかどうかです。
横向きの場合は肩幅があるため、仰向けよりもある程度の高さが必要になる方もいます。
枕が低すぎて頭が下へ傾いている、反対に高すぎて頭が上へ押し上げられている場合には、首まわりへ余計な緊張を感じることがあります。
鏡やスマートフォンで横から確認してもらい、無理のない姿勢になっているかを見る方法もあります。
低反発、パイプ、羽毛、高反発など、枕にはさまざまな素材があります。
しかし「顎関節症ならこの素材」と一つに決められるものではありません。
素材よりも、頭が沈み込みすぎないか、寝返りを打ちにくくないか、顎や首に力が入り続けないかなどを確認して選ぶことが大切です。
高さを細かく調整できるタイプは、自分に合う位置を探しやすいというメリットがあります。
口を開けたときにカクッと音がすると、「顎関節症が悪化しているのでは」と心配になるかもしれません。
しかし、顎関節から音がしても痛みや開口制限がない場合には、必ずしも治療が必要とは限りません。
一方で、痛みを伴う、口が大きく開かない、顎がロックするような症状がある場合には、歯科や口腔外科などで状態を確認してください。
顎関節症の症状や医療機関へ相談した方がよい状態については、顎関節症の症状別ページでも詳しくご紹介しています。
顎関節症や歯ぎしりなどで、歯科からマウスピースをすすめられて使用している方もいると思います。
マウスピースは歯や顎への負担を考えるうえで使われる方法の一つですが、すべての顎関節症に同じ効果があるわけではありません。
「マウスピースを使っているのにまだつらい」という場合も、自己判断で使用を中止するのではなく、まず処方した歯科医へ相談してください。
そのうえで、首や肩の動き、日中の食いしばりなど、顎以外の状況も確認してみることがあります。
顎を動かす筋肉は、頭や首の周辺にあります。
そのため、顎の症状と首や肩の痛み・こりを同時に感じている方もいます。
姿勢と顎関節症との関連については研究されていますが、現在のところ「この姿勢が顎関節症の原因」と一つに決められるほど明確ではありません。
当院では、顎だけに注目するのではなく、必要に応じて首の可動域や肩まわり、身体を動かしたときの状態も確認します。
これは「姿勢を整えれば顎関節症が治る」という意味ではありません。
今ある症状に対して、顎周辺だけでなく身体のどこに緊張や動かしにくさがあるのかを整理するためです。
「足元が崩れると骨盤、背骨、首へ順番に影響し、最後に顎関節症になる」という説明を耳にすることがあります。
しかし、現在の研究では、足のアーチや骨盤の傾きが顎関節症を直接引き起こすとまでは確認されていません。
そのため当院でも、「足元が顎関節症の原因だからインソールで治す」という考え方はしていません。
一方で、顎の症状以外にも立ち姿勢や歩行、足・腰などに悩みがある場合には、身体全体の状態を確認することがあります。
それぞれの問題を一つの原因でつなげるのではなく、その方が現在どこに困っているのかを整理して対応します。
枕の高さや寝姿勢を見直しても、朝の痛みや開けにくさが続く場合には、枕だけの問題ではない可能性があります。
日中の食いしばり、歯ぎしり、ストレス、顎周辺の筋肉の緊張など、ほかの要素も確認する必要があります。
痛みが強い、口が開かない、顎がロックする、症状が長く続いている場合には、まず歯科や口腔外科などで状態を確認してください。
必要な歯科治療を受けながら、首や肩の動きなど身体の状態も確認してみたいという場合には、別の視点から身体を見ていくことも一つの方法です。
UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院では、「朝に顎が痛いから枕が悪い」と最初から決めることはありません。
いつ痛むのか、口を開けるときに痛いのか、朝だけなのか日中もつらいのか、食いしばりの自覚があるのかなどを確認します。
そのうえで、顎の動きだけでなく、首や肩の動き、普段の姿勢、睡眠時の姿勢なども必要に応じて確認します。
大切なのは、一つの原因を探し出すことよりも、現在の顎にどのような場面で負担がかかっているのかを整理することです。
「枕を変えても朝の顎のこわばりが続く」「歯科でマウスピースを作ったけれどまだつらい」という方は、一度現在の顎と身体の状態を確認してみてください。
顎関節症に対する当院の考え方や検査・施術については、下記の症状別ページで詳しくご紹介しています。

