
院長:長田お気軽にご相談ください!

院長:長田お気軽にご相談ください!
こんにちは。普段はグラベルバイクでサイクリングを楽しんでいる、UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院の長田です。
「ロードバイクに乗ったあとから足の裏が痛い」「ロングライドの翌朝、かかとの一歩目が痛む」という経験はありませんか。
足底筋膜炎というとランニングで起こるイメージが強いかもしれませんが、自転車を楽しんでいる方でも足裏やかかとの痛みに悩むことがあります。


ただし、自転車に乗っていて足裏が痛いからといって、すべてが足底筋膜炎とは限りません。
当院では、痛む場所だけではなく、足が本来持っている「荷重を受け止め、分散する仕組み」がきちんと働いているかを確認することが大切だと考えています。
ロードバイクではランニングのような着地衝撃は少ない一方、硬いシューズの中で足をペダルに固定し、何千回、何万回と同じ動作を繰り返します。
そのとき、足部・足首・膝・股関節がうまく連動して負荷を分散できなければ、結果として足裏の一部に負担が集中することがあります。
この記事では、ロードバイクに乗る方の足裏やかかとの痛みについて、ビンディングシューズやクリートだけでなく、足と身体がどのように負荷を受け止めているかという視点からお伝えします。


足底の痛みを見るとき、「どこが痛いか」だけでなく、その場所に負担が集中してしまった理由まで確認することが大切です。自転車では足・シューズ・クリート・身体の動きをセットで見ていきます
もちろん、ロードバイクに乗っているから必ず足底筋膜炎になるわけではありません。
ただ、自転車では足をペダルへ載せた状態で、長時間にわたり同じような踏み込みを繰り返します。
特にビンディングペダルでは、シューズとクリートによって足とペダルの位置関係がある程度固定されます。
そのため、足が自由に動ける歩行とは違い、足部・足首・膝・股関節のどこかで動きにくさがある場合でも、同じ位置でペダリングを繰り返すことになります。
それでも身体全体で負荷をうまく受け流せていれば問題にならないこともありますが、その仕組みがうまく働かない状態では、足裏の特定の部分へ負担が集中することがあります。
足底筋膜炎では、かかとの足裏側から土踏まず付近に痛みが出ることがあります。
自転車に乗っている最中より、ライドを終えて歩いたときや翌朝に強く痛む場合もあります。
ただし、足裏の痛みには足底筋膜炎以外にもさまざまなものがあります。強い痛みや腫れ、しびれ、外傷後の痛み、体重をかけにくい状態などがある場合には、医療機関で確認してください。
足裏が痛いと、その部分に何が起きているのかへ目が向きやすくなります。
もちろん、痛む場所を確認することは大切です。
ただし当院では、もう一つ重要なこととして、なぜその場所へ負担が集中したのかを考えます。
本来、身体は一か所だけで力を受け止めるのではなく、足部の動き、足首、膝、股関節などを使いながら負荷を分散しています。
ロードバイクの場合も同じで、ペダルから受ける力を足裏だけで受け止めるのではなく、足と下肢全体が連動してペダリングを行っています。
この連動がうまく使えていない場合、結果として足裏の一部に繰り返し負担がかかることがあります。
ロードバイクでは、剛性の高いカーボンソールのビンディングシューズを使っている方も多いと思います。
カーボンソールは、ペダルへ力を伝えやすく、長時間のペダリングでも足元を安定させやすいというメリットがあります。
一方で、柔らかい靴に比べるとシューズそのものの変形が少なく、足とペダルの関係がより固定されやすくなります。
そのため、足部の動きやシューズのフィット、クリート位置がその人に合っていない場合には、その状態のまま何千回も踏み込みを繰り返すことになります。
ただし、これは「カーボンソールだから足底筋膜炎になる」という意味ではありません。
同じシューズでも問題なく長距離を走れる方もいます。
大切なのは硬い・柔らかいという一つの条件ではなく、そのシューズの中で足がうまく機能し、ペダルからの力を分散できているかを見ることです。
足が正しく機能するためには、シューズとのフィットも重要です。
シューズが小さすぎれば足の動きが制限され、大きすぎればシューズの中で足が動きやすくなります。
どちらの場合も、足が本来の位置で安定してペダルへ力を伝えにくくなることがあります。
高価なシューズや硬いソールだから自分にも合うとは限りません。
その人の足がシューズの中で安定しながら、必要な動きができているかを見ることが大切です。
ビンディングペダルを使用している場合には、クリートの前後位置や角度も確認したいポイントです。
クリート位置が変われば、ペダルに対して足のどの位置で力を受けるかも変化します。
また、クリートの角度や左右位置によっては、ペダリング中の足首・膝・股関節の動き方が変わる場合があります。
ただし、「かかとが痛ければクリートを後ろへ」「膝が内側へ入るなら角度を変える」と一律に決めることはできません。
クリート位置だけでなく、シューズのフィット、足の状態、足首・膝・股関節の動きなどを合わせて確認する必要があります。
ペダリングでは、股関節・膝・足首が繰り返し動きます。
そのため当院では、足裏に痛みがある場合でも足だけを見て終わりにはしません。
足首の動き、膝の軌道、股関節の可動域などを必要に応じて確認します。
これは「骨盤が歪んでいるから足底筋膜炎になる」「ニーインだから必ず足底筋膜炎になる」という意味ではありません。
身体全体がうまく動くことで、ペダルから受ける力を一か所だけでなく分散して受け止めることができます。
逆に、足首や股関節などが動きにくい場合には、別の場所でその動きを補いながらペダリングしていることがあります。
その結果として足裏へ負担が集中していないかを確認していきます。
ペダリング中に膝が内側へ入っていると、「臀筋が弱いから」と説明されることがあります。
しかし、膝の動きには股関節だけでなく、足の向き、クリートの角度、スタンス幅、骨格の特徴など複数の要素が関わります。
そのため、膝の位置だけを見て原因を決めることはしません。
膝・股関節・足首・足がどのように連動し、ペダルへ力を伝えているのかを全体で確認します。
当院では、自転車に乗っている方から足裏の痛みについて相談を受けた場合、次のようなことを確認します。
「カーボンソールだから」「扁平足だから」「骨盤が歪んでいるから」と原因を一つに決めるのではなく、本来分散されるはずの負荷が、なぜ一部へ集中しているのかを順番に確認していきます。
自転車が好きな方ほど、「できれば完全には休みたくない」と思うのではないでしょうか。
完全に乗るのをやめる必要があるかどうかは、症状の程度や原因によって変わります。
一つの目安になるのが、乗っている最中だけではなく、ライド後と翌朝の症状です。
こうした変化がある場合には、同じ距離・同じ強度をそのまま続けるのではなく、一度負荷を見直してください。
強い痛み、腫れ、しびれ、体重をかけにくい状態、急な外傷後の痛みなどがある場合には、ライドを続ける前に医療機関へ相談してください。
まず、「最近どのくらい乗っていたか」を振り返ってみてください。
距離だけではなく、獲得標高、強度、通勤で乗る日数、ロングライドの頻度なども含めて考えます。
痛みが出ている状態で距離と強度を同時に上げるのではなく、症状を確認しながら調整してください。
足底筋膜炎では、足底やふくらはぎを対象としたストレッチが保存的な対応の一つとして使われます。
朝の一歩目が痛い方では、起き上がる前に足の指をゆっくり反らせ、足裏を無理のない範囲で伸ばす方法もあります。
ただし、強く伸ばすほどよいわけではありません。痛みが増す場合には中止してください。
ビンディングシューズでは、BOAダイヤルやストラップの締め方でも足の動きや安定感が変わります。
強く締めすぎると圧迫が増え、逆に緩すぎるとシューズの中で足が動きやすくなります。
足を必要以上に締めつけず、それでもペダリング中に足が安定する位置を探してください。
足裏が痛いと、「もっと柔らかいインソールを入れれば楽になるのでは」と考えることがあります。
しかし、当院ではインソールを単なるクッションとして考えていません。
大切なのは、足が荷重を受けたときに必要な動きをしながら、力を一か所へ集中させずに分散できることです。
柔らかすぎるインソールでは、踏み込んだときに足が大きく沈み込んだり、インソールの上で足が動いたりして、かえって安定しにくいことがあります。
反対に、ただ硬く支えればよいというものでもありません。
その人の足がシューズの中でどのように動き、ペダルから受ける力をどのように分散しているのかを確認したうえで考える必要があります。
私はフランスのSIDAS社でカスタムインソールの技術研修を受け、長年インソール製作に携わってきました。
自転車の場合でも、足型だけを見てインソールを作ることはありません。
足のサイズや形、足圧、足部や足首の動き、膝・股関節の動き、実際に使用しているビンディングシューズなどを確認します。
そして、足が荷重を分散する仕組みをサポートする必要があると判断した場合に、オーダーメイドインソールをご提案することがあります。
すべてのサイクリストにインソールが必要なわけではありませんし、インソールだけで足底筋膜炎を治すという考えでもありません。
UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院では、「足底筋膜炎だからこの施術」「ロードバイクだからクリートはこの位置」という決め方はしていません。
まず、どこが痛むのか、いつ痛むのか、最近の走行量、シューズやクリートを変更した時期などを確認します。
そのうえで、足のサイズや形、足圧、足部の動き、足首・膝・股関節の動きなどを確認します。
自転車に乗っている方では、普段使用しているビンディングシューズも大切な情報です。
可能であれば、普段使っているビンディングシューズをお持ちください。
サイズや幅、足の収まり、インソール、クリート位置などを合わせて確認し、足がシューズの中でどのように荷重を受けているかを考えます。
ロードバイクに乗る方の足裏が痛い場合、痛む場所へ何かをするだけでは十分ではないことがあります。
足底筋膜炎なのか。最近の走行量はどうか。シューズは足に合っているか。クリート位置に無理はないか。足部・足首・膝・股関節がどのように動いているのか。
そして何より、足が本来持っている「力を受け止めて分散する仕組み」が、今のシューズとペダリングの中できちんと働いているかを確認することが大切だと考えています。
私自身も自転車に乗るので、「痛いけれど乗りたい」「せっかくの休日だからロングライドへ行きたい」という気持ちはよく分かります。
だからこそ、ただ「休んでください」で終わらせるのではなく、今どの程度なら乗れそうなのか、シューズなのか、クリートなのか、身体の動きなのか、何を見直す必要があるのかを一緒に考えたいと思っています。
「ロードバイクに乗ったあとからかかとが痛い」「翌朝の一歩目が痛む」「シューズやクリートも含めて見てほしい」という方は、現在使用しているビンディングシューズと一緒にご相談ください。
足底筋膜炎に対する当院の考え方や検査・施術については、下記の症状別ページで詳しくご紹介しています。

