偏平足

偏平足とは

足裏のアーチが低くなり、立った時に足全体が地面につきやすくなる状態を指します。

アーチの減少により歩行時の衝撃吸収機能が弱まり足や膝、腰にも負担が広がるのが特徴です。姿勢も崩れやすくなり、同じ姿勢や長時間の動作でだるさや痛みを感じやすくなります。

日本では偏平足の推定患者数は2017年厚生労働省調査で約50万人とされ、相談していない潜在患者も多いと考えられ、外反母趾と並んで成人の足部変形障害として身近な症状です。

実は幼児や小学生にも多く、当院にも偏平足でお悩みの方が多く来院されています。

放置すると足裏だけでなく膝や腰の慢性痛や炎症が広がり、日常の移動や仕事にも支障をきたします。外反母趾などの二次障害も起こりやすく、姿勢が悪くなることで転倒や歩行困難につながる場合もあります。

重症化すれば手術が必要になることもあり、趣味や生活が制限されるケースも増える傾向です。

偏平足の原因

これまでの施術経験や検査から、多くの場合原因がいくつも複雑に絡み合っています。主な原因としては筋力低下、靭帯の緩み、外傷や骨折、体重増加、靴のサイズやタイプの不適合、遺伝的体質が挙げられます。

これらが組み合わさることで足アーチの崩れが生じ、インソールや運動だけでは根本改善できないケースも多くなります。検査で原因を詳しく特定しない限り、一時しのぎのケアで負担が増すことも少なくありません。

お一人お一人の原因は異なるため、本来のアーチ機能を取り戻すにはカラダ全体の検査とアプローチが重要です。

他院や自己流ケアで改善しなかったとしても、諦めずに根本改善のための検査と治療をご相談ください。

病院とはここが違います

偏平足の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

インソール・専用靴

一時的な補助効果はありますが定期的な見直しや買い替えが必要で、根本改善には限界があります。

運動療法

継続が難しく指導者の有無で効果が変わる場合があり、逆効果となることもあるので注意が必要です。

サポーター・テーピング

長期間の使用で負担や靴との相性に左右されることが多く、根本改善には至りません。

薬物療法

痛みは緩和しますがアーチの低下自体には効果がなく、根本原因は解決されません。

手術

術後のリハビリや費用・後遺症リスクも伴うため慎重な判断が求められます。

偏平足を改善するために

症状の根本解決には足元だけでなく全身のバランスや動作の癖を分析し、筋力や柔軟性、姿勢、靴選びも含め総合的にアプローチします。

当院では独自検査で骨・筋肉・動作の異常を見抜き、最適な治療計画で土踏まずから全身まで整えていきます。カスタムインソールやセルフケア指導も併用し、趣味や仕事のパフォーマンスの向上にもつなげます。

症状改善のための検査・施術・セルフケアまで院長が責任を持って担当しますのでご安心ください。

当院の特徴

経験豊富な院長が問診から施術まで一貫して担当し、5万件以上の臨床例から得られた知見を活かし最短で改善できる治療計画を構築します。

土踏まずの機能を回復する独自のカイロプラクティック技術も導入し、カスタムインソールや靴選びの指導、姿勢分析、セルフケアまで幅広く対応可能です。保険適用外の自費診療ですが、通院のしやすさ・わかりやすい説明と高い技術力で安心いただけます。

偏平足のQ＆A

偏平足は自然に治りますか？

自然治癒は期待できませんが、インソールや筋力トレーニングなどで進行抑制と快適な生活は可能です。

偏平足でやってはいけないことは？

長時間の歩行や合わない靴の使用、激しい捻り動作や無理な運動は控えてください。

偏平足と外反母趾は関係がありますか？

アーチの崩れが外反母趾などの足部障害を引き起こすことが多く、関連性が高いです。

偏平足は加齢で悪化しますか？

加齢や生活習慣変化で徐々に進行するため、早めの対策やケアが大切です。

運動はしても大丈夫ですか？

足の筋力や柔軟性を保てば趣味やスポーツも楽しめますが、靴やインソール選びは慎重にしてください。

インソールは誰にでも効果がありますか？

多くの方に有効ですが、足型や症状によって専門的な対応が必要な場合もあります。

痛みがない場合でも治療は必要？

歩き方や姿勢のゆがみがあれば痛みの有無を問わず早めの相談がおすすめです。

手術以外で解決できますか？

段階的なケアとインソール、姿勢改善を続けることでほとんど手術不要です。

足や膝、腰の負担に悩まされる日々から、改善を実感し趣味や生活を前向きに楽しめる毎日へと変化していきます。