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健診で側弯症と言われたら、まず座り方を見直してください

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こんにちは。UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院の長田です。

「学校の健診で思春期特発性側弯症と言われたけど、日常生活で何に気をつければいいんだろう…」と不安を抱えながら検索されている方も多いのではないでしょうか。

整形外科では「経過観察で大丈夫ですよ」と言われたものの、具体的に何をすればいいのか分からないまま、毎日もやもやしてしまう。そんな状況、よく耳にします。

特に気になるのが、授業中や受験勉強中の座り方ですよね。脊椎が成長のピークを迎えているこの時期に、毎日何時間も椅子に座っているわけですから、その姿勢が脊柱のカーブに影響を与えないはずがありません。

この記事では、思春期特発性側弯症のお子さんを持つ親御さんや本人が「今日からできること」を具体的にお伝えしていきます。

院長:長田

施術の現場でも、健診後に「座り方を変えたら進行が止まりますか?」と聞いてくださる親御さんがとても多いんです。答えはシンプルではないのですが、だからこそ正しい知識を持って日常に活かしてほしいと思っています

目次

思春期特発性側弯症とはどんな状態か

まずは基本的なところを確認しておきましょう。思春期特発性側弯症とは、10〜16歳ごろの成長期に、明確な原因なく脊柱が左右に曲がっていく状態のことです。

側弯症全体の約80〜85%がこのタイプとされており、特に女子に多く見られます。曲がりの程度はコブ角という角度で表され、この数値によって経過観察・装具療法・手術療法と対応が分かれていきます。

なぜ思春期に起きやすいのか

成長期には椎骨(背骨を構成する骨)が急速に大きくなります。このスピードに筋肉や靭帯の発達が追いつかないことがあり、脊柱のバランスが崩れやすい状態になります。

さらに、この時期は部活動・塾・受験勉強など、身体的にも精神的にも負荷がかかる場面が増えます。長時間の座位姿勢が続くと、筋肉の左右差や骨盤の傾きが助長されることもあります。

進行に影響する要素は何か

側弯の進行に影響するとされる要素はいくつかあります。成長速度・コブ角の大きさ・骨の成熟度(骨端線の状態)・曲がりのある部位などが代表的です。

座り方そのものが直接的な「原因」というわけではありませんが、不良な座位姿勢が筋肉の偏りや骨盤の左右差を強め、既存の側弯に影響を与える可能性はあります。だからこそ、日常の姿勢を整えることに意味があるのです。

実は足元が問題だった——下半身のアライメントと側弯症の関係

「側弯症は背骨の問題」と思われがちですが、私が施術を通じて強く感じているのは、背骨を支える下半身のアライメント(骨格の並び・傾き)の乱れが、側弯に大きく関わっているケースがとても多いということです。背骨だけを見ていても、根本のバランスが整わなければ問題は解決しません。

足のアーチ崩れが骨盤を傾ける

足の裏には内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチという3つのアーチ構造があります。このアーチが崩れると、足首・膝・股関節の角度が変わり、骨盤の高さに左右差が生まれます。骨盤が傾けば、その上に乗る腰椎・胸椎・頸椎も補正のために傾いていく。これが「足元から始まる側弯への影響」の流れです。

重心の偏りが脊柱のカーブを助長する

立ったとき・座ったときに、どちらかの足や坐骨に重心が偏っていませんか?この左右差が長年積み重なることで、脊柱を支える筋肉に慢性的な左右差が生まれます。成長期にこの重心の偏りが続くと、柔らかく変化しやすい脊椎が偏った力に引っ張られ、側弯の進行を助長するリスクが高まります

足元からアプローチする理由

当院では、側弯症へのアプローチとして足元の状態を必ず評価します。足のアーチの高さ・重心位置・歩行時の足の向きなど、様々な角度から下半身のアライメントを確認します。

そのうえで必要に応じてオーダーメイドインソールを活用し、足元から全身のバランスを整えていくアプローチを行っています。

私自身がカスタムインソール作成の専門的なトレーニングを受け、長年スポーツ選手の足元を整えてきた経験から、足元のアライメントを正すことが、脊柱にかかる不均等な負荷を軽減する大きな鍵になると確信しています。

やってはいけない座り方——こんな姿勢に心当たりはありませんか?

お子さんが机に向かっているとき、どんな姿勢をしていますか?思い浮かべながら読んでみてください。側弯症のある方にとって特に注意が必要な座り方のクセがあります。どれも「ついやってしまう」ものばかりですが、毎日積み重なると身体への影響は小さくありません。

足を組む

足を組む姿勢は、骨盤を左右非対称に傾け、その歪みが腰椎から胸椎へと連鎖していきます。すでに側弯のある方にとっては、この非対称な力のかかり方が好ましくありません。無意識に同じ足を上にする習慣がある場合は特に要注意です。

横座り・あぐら

床に座る場面での横座りやあぐらも、骨盤を大きく崩します。椅子に座るときと比べて骨盤が後ろへ傾きやすく、脊柱全体が丸まった状態になります。勉強中は基本的に椅子を使う環境を整えることが大切です。

頬杖をつく

頬杖は一見小さな動作に思えますが、頸椎から胸椎にかけて左右非対称な力がかかります。勉強中に集中力が落ちてくると無意識にやってしまいがちなので、親御さんからそっと声をかけてあげてください。

体を斜めに傾けて座る

脊椎の凸側に体重を乗せるような斜め座りは側弯の進行という観点からも避けたい座り方です。

意識していなくても楽だと感じる方向に傾くクセがついている場合があります。定期的に「今、まっすぐ座れているか」を確認する習慣をつけるだけでも違います。

授業中・勉強中の正しい座位姿勢——5つのポイント

正しい座り方を実践するには、椅子と机の環境を整えることが前提になります。どれほど意識しても、椅子の高さが合っていなければ正しい姿勢を長時間キープするのは難しいからです。まず環境を整えてから、以下のポイントを意識してみてください。

ポイント① 骨盤を立てて深く座る

椅子の背もたれに腰をぴったりとつけ、骨盤を立てた状態で座ります。骨盤が後ろに倒れると腰が丸まり、重心が崩れます。「坐骨で座る感覚」を意識させてあげると分かりやすいですよ。

ポイント② 足裏を床にしっかりつける

足が宙に浮いていると、骨盤が不安定になります。椅子の高さは、足の裏全体が床につき、膝が90度程度になる高さが目安です。身長によっては既製品の椅子では合わないこともあるので、フットレスト(足置き台)を活用するのも一つの方法です。

ポイント③ 机との距離と高さを合わせる

机が高すぎると肩が上がり、低すぎると頭が前に出ます。理想は、肘を90度に曲げたときに机の高さがちょうど肘の位置に合うくらいです。体が机に近すぎると胸が圧迫されますし、離れすぎると前傾姿勢になります。

ポイント④ 目線と教科書・画面の位置

下を向いての長時間の読み書きは、頭の重さが首や上部胸椎に集中してしまいます。可能であれば書見台やタブレットスタンドを活用し、目線が水平に近い状態で勉強できる環境を整えましょう。

ポイント⑤ 45〜60分ごとに必ず席を立つ

どんなに正しい姿勢でも、同じ体勢を長時間続けることは筋肉の疲労と血流低下につながります。45〜60分に一度は立ち上がり、軽く背伸びをしたり歩いたりする「姿勢リセット」を習慣にしてください。このひと手間が、集中力の維持にも繋がります。

椅子と机の環境を整える——今すぐできること

日常的に使う椅子や机の環境は、意外と見直されていないことが多いです。特に、小学校入学時に購入した学習机をそのまま中学・高校でも使い続けているご家庭では、身長の変化に椅子の高さが追いついていないケースをよく見かけます。

椅子の高さ調整

多くの学習椅子は高さを調節できますが、最後に調整したのはいつですか?成長期のお子さんは身長が急激に伸びます。定期的に椅子の高さを見直すことが大切です。足が届かない場合は、厚さ3〜5cm程度の踏み台や専用フットレストを置くだけでずいぶん変わります。

クッションの活用

骨盤を立てるサポートをしてくれる骨盤クッションは、座位姿勢の改善に役立ちます。ただし、クッションはあくまでもサポートです。それだけで側弯が改善するわけではありませんので、補助的なツールとして上手に活用してください。

スマートフォンの使い方にも注意

勉強の合間にスマホを触る時間も要注意です。下を向いてスマホを操作する姿勢は、首から胸椎にかけて大きな負担がかかります。スマホを持つ手を高く上げ、目線と画面の高さをできるだけ近づけるよう意識してください。

座り方だけで側弯は治るのか——正直にお伝えします

ここは率直にお伝えしたいのですが、座り方を改善するだけで側弯が治るわけではありません。特発性側弯症の根本的な改善には、専門的な評価と対処が必要です。

ただ、日常の座位姿勢を整えることには確かな意味があります。筋肉の左右バランスを崩さない、骨盤の傾きを最小限に抑える、脊柱にかかる非対称な負荷を減らす——これらは、側弯の進行を助長しないための「土台づくり」になります。そしてその土台をさらに安定させるのが、先ほどお伝えした足元のアライメントです。

当院に来られる側弯症のお子さんやその親御さんと話していると「何もできないと思っていた」とおっしゃる方がとても多いんです。でも、日常の積み重ねは決して小さくありません。医師の経過観察と並行しながらできることを一つずつ続けていきましょう。

当院でできるサポート——足元から脊柱を整えるアプローチ

当院では、姿勢分析を用いた検査で脊柱・骨盤の状態を評価するところからスタートします。そこに加えて、足のアーチの状態・重心の偏り・歩行パターンなど、下半身のアライメントも合わせて確認するのが当院の特徴です。

背骨だけを見るのではなく、それを支える足元から全身のバランスを整えていく——このアプローチが、側弯症に対する私の基本的なスタンスです。必要に応じてオーダーメイドインソールを活用し、立っているとき・歩いているときの重心を整えることで、脊柱にかかる負荷を根本から軽減していきます。

ジュニアアスリートへの施術も長年行ってきた経験から、成長期特有の身体の変化に寄り添った対応が可能です。また、家庭でのセルフケアや座り方・靴選びについても具体的にアドバイスしますので、日常に活かしていただけます。

側弯症のことで不安を抱えているのに、「どこに相談すればいいか分からない」と一人で悩んでいませんか?「ここまで相談していいのか」というレベルでも、遠慮なくご連絡ください。背骨の問題は足元から変えられることがあります。一人で抱え込まず、まず話を聞かせてください。当院での取り組みについては、こちらのページでも詳しくご紹介しています。


院長:長田

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