
院長:長田お気軽にご相談ください!

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「側弯症でコルセットをつけているけれど、修学旅行には行ける?」「お風呂や着替えのとき、友達に見られるのが心配……」


思春期特発性側弯症で装具治療をしているお子さんにとって、修学旅行や学校の宿泊行事は楽しみな一方、不安も出やすいイベントです。
まずお伝えしたいのは、側弯症があるという理由だけで、修学旅行をあきらめる必要があるわけではないということです。
大切なのは、主治医の指示を確認したうえで、学校とも事前に相談し、入浴・着替え・就寝・移動など気になる場面への準備をしておくことです。


お子さんによって一番心配な場面は違います。「コルセットを外せる?」「友達に知られたくない」「お風呂はどうする?」など、本人が何を気にしているのかを先に聞いておくと準備しやすくなります。
側弯症と診断されていても、それだけを理由に修学旅行や宿泊行事への参加が禁止されるわけではありません。
装具治療中でも、学校生活を続けながら修学旅行へ参加するお子さんはいます。
ただし、側弯の状態や治療内容は一人ひとり違います。
特に装具を使用している場合には、旅行中の装着時間や外してよい場面を、必ず事前に主治医へ確認してください。
修学旅行の日程が分かったら、次回の診察時などに予定を伝えておくと安心です。
「旅行だから数日くらい外しても大丈夫だろう」と自己判断で装着時間を変えるのではなく、そのお子さんの治療方針に合わせて確認することが大切です。
担任の先生や養護教諭など、必要な先生には事前に状況を共有しておくと安心です。
たとえば、「装具を使用している」「着替えや入浴で少し配慮してほしい」「体験活動について医師から指示がある」といったことです。
一方で、クラス全員や友達に側弯症のことを伝えなければならないわけではありません。
本人がどこまで周囲に知ってほしいのかを確認しながら、学校と相談してください。
装具治療中のお子さんから特に多く聞かれるのが、入浴への不安です。
「背中を友達に見られたくない」「装具をどこに置けばいい?」「着替えのときに知られるのが嫌」と感じることがあります。
こうした場合は、旅行前に学校へ相談してみましょう。
宿泊施設や学校によって対応できることは異なるため、早めに相談しておくことがポイントです。
思春期のお子さんにとって、「コルセットを見られたくない」という気持ちは珍しいことではありません。
無理に「気にしなくて大丈夫」と説得するよりも、本人が何を嫌だと感じているのかを聞いてみてください。
先生と相談し、着替える場所や時間を少し調整するだけで安心できる場合もあります。
反対に、仲の良い友達には自分から伝えておいた方が気が楽というお子さんもいます。
「伝える・伝えない」に正解があるわけではなく、本人の希望を尊重することが大切です。
就寝中に装具をつけるかどうかも、そのお子さんの装具治療の内容によって異なります。
普段から就寝中も装着している場合には、修学旅行中だけ変更してよいか主治医へ確認しておきましょう。
寝るときに友達に装具を見られることが気になる場合も、部屋割りや着替えのタイミングなどについて学校へ相談できます。
また、装具を外して保管する時間がある場合は、置き場所についても事前に考えておくと慌てずに済みます。
修学旅行では、バスや新幹線などで長時間座ることがあります。
側弯症があるからといって、必ず長時間移動に問題が起きるわけではありません。
ただ、普段から長く座っていると腰や背中がつらくなるお子さんは、休憩時に立ったり少し身体を動かしたりすると楽なことがあります。
装具をつけて座ると圧迫感や痛みが出やすい場合は、旅行前に装具の状態を主治医や装具を担当する医療機関へ相談しておくとよいでしょう。
ハイキング、スポーツ、体験学習など身体を動かすプログラムが含まれることもあります。
側弯症があるという理由だけで、すべての運動を避ける必要があるとは限りません。
ただし、装具治療中である場合や、医師から運動について指示を受けている場合には、その内容を優先します。
旅行のしおりが配られたら、どのような活動があるか確認して、心配なものがあれば事前に主治医へ聞いておくと安心です。
装具を使用している場合は、普段の生活で使っているものを基準に準備します。
汗をかきやすい季節や活動量の多い旅行では、インナーを少し多めに持っていくと安心です。
旅行中は歩く時間が増えたり、いつもより汗をかいたりして、装具が当たる部分に違和感が出ることがあります。
強い痛みや皮膚トラブルがある場合に無理を続けるのではなく、先生に伝え、必要に応じて保護者や医療機関へ連絡できるようにしておきましょう。
旅行前から強い当たりや痛みがある場合は、「旅行中に何とかしよう」とせず、事前に装具を担当している医療機関へ相談してください。
親御さんは「治療をきちんと続けなければ」と考え、お子さんは「みんなと同じように旅行を楽しみたい」と考えていることがあります。
どちらも大切な気持ちです。
特に思春期は、背中の見た目や装具を周囲に知られることを強く気にすることがあります。
そのときに「そんなの誰も気にしないよ」と終わらせるのではなく、「何が一番心配?」と本人に聞くことから始めてみてください。
入浴なのか、着替えなのか、友達なのか、装具そのものなのかが分かれば、学校にも具体的な相談がしやすくなります。
側弯症そのものの診断や、装具の装着時間・治療方針については、担当の整形外科に確認してください。
一方で、「長時間歩くと疲れる」「部活動や学校生活で身体が動かしにくい」「旅行でたくさん歩くのが心配」といった身体の使い方については、当院でも確認できます。
当院では、側弯症のカーブを真っすぐにしたり、進行を止めたりすることを目的としているわけではありません。
股関節・肩・体幹・足首などの動きや、立つ・歩くときの身体の使い方を確認し、側弯症がある身体でもできるだけ動きやすく、学校生活を過ごしやすくすることをサポートします。
修学旅行では普段より長い距離を歩くこともあります。
足が痛くなりやすい、靴が合っていない、長く歩くと疲れやすいといった問題がある場合には、足のサイズや形、履いている靴、歩くときの動きも確認します。
必要に応じてオーダーメイドインソールをご提案することもありますが、側弯症だから必要というものではありません。
あくまで、足や靴に問題がある場合に、歩きやすさやスポーツでの動きやすさをサポートする選択肢のひとつです。
側弯症や装具治療があるからといって、修学旅行の楽しみまであきらめる必要はありません。
主治医に装具の扱いを確認し、本人が気にしていることを聞き、必要なことだけ学校へ相談しておく。
この3つを旅行前に整理しておくだけでも、不安はかなり具体的にできます。
医療機関で側弯症の経過を確認しながら、「旅行で長く歩けるか心配」「身体の動きや足・靴も確認してほしい」という場合には、当院でも一緒に考えていきます。
横浜市青葉区・市が尾で、お子さんの側弯症と学校生活について相談したい方は、当院の思春期特発性側弯症のページもご覧ください。

