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側弯症と修学旅行|親子で安心できる準備のポイント

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側弯症と診断されてから、ずっと気になっていることがあるのではないでしょうか。「修学旅行、ちゃんと参加できるのかな」と。

お子さん本人はもちろん、保護者の方も同じ気持ちで不安を抱えていると思います。思春期特発性側弯症は、学校の健診で初めて発見されることが多く、突然の診断に戸惑うご家族も少なくありません。

今回は、装具(コルセット)を使用しながら学校の宿泊行事に参加するにあたって気になること、そして側弯症そのものへのアプローチについて、私の考えをお伝えします。

院長:長田

修学旅行の前になると「コルセットはどうするの?」「バレたらどうしよう」って心配しているお子さん、本当に多いんです。でも、ちゃんと準備すれば大丈夫。それだけじゃなくて、側弯症の根っこにあるカラダの歪みにも一緒に向き合っていきましょう

目次

修学旅行は「参加できる」のが基本です

思春期特発性側弯症と診断されても、それだけを理由に修学旅行への参加が制限されることは、基本的にありません。装具治療中であっても、医師の指示に従いながら、多くのお子さんが宿泊行事に参加しています。大切なのは「参加できるかどうか」ではなく、「どうすれば安心して参加できるか」を事前に準備しておくことです。

主治医への確認が最初のステップ

まず何より大切なのは、主治医に「修学旅行があること」を伝え、装具の扱い方について相談することです。修学旅行中に装具を外してよい時間帯や場面については、主治医が個々の状態に応じて判断します。

「旅行中くらいは外してもいいんじゃない?」と思いがちですが、自己判断はNGです。主治医に相談したうえで、指示書やコメントを学校に提出できるとより安心です。

学校への情報共有も忘れずに

担任の先生や養護教諭には、あらかじめ事情を伝えておくことをおすすめします。

「コルセットを装着していること」「入浴や着替えの際に配慮が必要なこと」などを事前に伝えておくだけで、現地でのサポート体制がぐっと変わります。全員に知らせる必要はありませんが、先生方には理解してもらっておくと安心感が大きく違います。

宿泊行事で気になる場面とその対処法

装具をつけているお子さんが宿泊行事で特に不安に感じる場面は、大きく三つに分かれることが多いです。それぞれ、実際にどう対応すればよいか考えてみましょう。

入浴のとき

大浴場での入浴が心配という声はとても多いです。装具をはずした状態の背中を友達に見られることへの不安、背骨の曲がりが目立つのでは…という気持ちはよくわかります。

入浴のタイミングをずらすか、個室シャワーを使えないか学校側に事前相談しておくと、かなり気持ちが楽になります。最近の宿泊施設には個別対応できるところも増えていますし、学校も配慮してくれることがほとんどです。

就寝のとき

寝るときに装具をつけたままにするか外すかは、主治医の指示に従います。

就寝時は同室の友人に事前に「コルセットをつけて寝てるんだ」と軽く伝えておくだけで、夜中に気づかれてびっくりされるリスクが減ります。自分から話しておく方が、かえって気まずくならずに済むという声も多いです。

体を動かすプログラムのとき

レクリエーションや体験活動など、体を動かす場面では装具が邪魔になったり目立ったりすることがあります。主治医に「このような活動があるが問題ないか」を事前に確認しておくと、安心して参加できます。無理に動いて悪化させてしまうより、参加できる範囲でしっかり楽しむ方がずっと大切です。

お子さんの気持ちに、まず寄り添ってください

思春期のお子さんにとって、修学旅行は特別な行事です。「自分だけコルセットをしている」「みんなと違う」という気持ちは、大人が思う以上に心に重くのしかかることがあります。

「行きたい」という気持ちと「バレたらどうしよう」という不安が同時に存在している状態です。そのなかで、保護者の方が「大丈夫だよ、一緒に準備しようね」と声をかけてあげることが、何よりの支えになります。

側弯症だからといって、修学旅行をあきらめる必要はまったくありません。事前の準備と周囲のサポートがあれば、同じように楽しい思い出を作ることができます。

側弯症は背骨だけの問題ではない

ここからは、私がカイロプラクターとしてとくに大切にしている視点をお伝えします。

側弯症というと「背骨が横に曲がっている」というイメージがありますよね。でも実際には、背骨そのものに問題があるというより、それを支える下半身のアライメント(骨格の並び)が乱れていることが根本にあるケースが非常に多いんです。

骨盤が傾いていたり、股関節や膝の向きに左右差があったりすると、その影響がそのまま上に伝わって背骨の弯曲につながります。下半身の歪みを放置したまま背骨だけにアプローチしていても、なかなか改善しないのはそのためです。

足元から全身のバランスを整える

そこで私が重視しているのが、「足元からのアプローチ」です。

足は全身を支える土台です。足のアーチが崩れていたり、左右の重心のかけ方に偏りがあったりすると、そのアンバランスが骨盤・腰椎・胸椎へと波及していきます。側弯症のお子さんの足元を確認すると、土踏まずのアーチが低下していたり、かかとが内側に傾いていたりするケースが少なくありません。

私はカイロプラクティックによる骨格・筋肉へのアプローチと並行して、足元の重心バランスを整えるオーダーメイドインソールを組み合わせることで、カラダ全体のアライメント改善を目指しています。インソールは足のアーチをサポートし、歩くたびに正しい重心移動を促すことで、骨盤や背骨への余分な負担を軽減する役割を果たします。

靴選びと歩き方も大切な要素

インソールと同じくらい重要なのが、靴そのものの選び方と履き方です。

サイズが合っていない靴、かかとが安定しない靴、ひもをゆるく結んだままの靴。これらはすべて、足元からの歪みを生み出す原因になります。お子さんが毎日履いている通学靴や上履きが、実は側弯症の進行に影響している可能性があります。

「靴なんてどれでも同じ」ではなく、足の動きを補正する靴をきちんと選ぶことが、長期的なカラダのバランスを守ることにつながるんです。

成長期だからこそ、早めに動いてほしい

思春期は骨格が急速に成長する時期です。この時期にカラダの歪みを放置してしまうと、成長とともに歪みも定着してしまいます。逆に言えば、この時期に適切なケアを始めることで、将来の姿勢や体の状態に大きくよい影響を与えることができます。

装具治療を整形外科で続けながら、カイロプラクティックによる筋肉・関節・足元へのアプローチを組み合わせることは十分に可能です。もちろん主治医との連携が前提になりますが、「整形外科には通っているけど、それ以外にできることはないかな」と感じているご家族は、ぜひ一度ご相談ください。

修学旅行の前後がひとつのタイミング

「修学旅行が終わってから行こう」と思っているなら、行事の前から動いていただく方が断然いいです。

宿泊行事の前に不安をひとつでも減らしておく、行事後に疲れた体を整えておく。どちらのタイミングでも、当院でできることがあります。「今さら遅いかも」なんてことはありません。思い立ったそのときが、一番早いタイミングです。

側弯症でお子さんのことを一人で抱え込んでいる保護者の方、毎日コルセットをつけながら頑張っているお子さん本人も、どうか一人で悩まないでください。どんな小さなことでも、気になることがあれば気軽に相談していただける場所でありたいと思っています。一緒に考えていきましょう。


院長:長田

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