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外反母趾の原因は靴だけ?ハイヒールを履かなくてもなるのはなぜ

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最近、親指の付け根が少し出っ張ってきた。以前は平気だった靴が当たるようになり、「ハイヒールを履いていないのに、なぜ外反母趾になるのだろう」と感じる方は少なくありません。母親も同じ足の形だから遺伝なのか、扁平足や歩き方が関係するのか、気になりますよね。

UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院の長田です。この記事では、外反母趾が起こる背景と親指が曲がっていく仕組み、日常で確認しておきたい靴や足の状態についてお話しします。

外反母趾そのものの特徴や相談の目安を先に確認したい方は、外反母趾の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは「何でなるのか」という疑問から順に考えていきます。

院長:長田

原因を一つに決めつけないことが大切です

目次

ハイヒールを履かなくても外反母趾になる

外反母趾は、先の細い靴だけで起こるものではありません。靴は関係する要素の一つですが、足の形や家族性、年齢なども重なります。

靴の先が細いと親指は圧迫されやすい

つま先が細い靴では、母趾が第2趾側へ押されやすくなります。外反母趾は複数の要因が重なって起こるため、靴の形だけでなく足との組み合わせを考えることが大切です。

ハイヒールは前足部への荷重が増えやすいため関連が指摘されていますが、履いている人が全員外反母趾になるわけではありません。靴だけで説明しきれない点が大切です。

足の形や家族性も無視できない

母趾の長さや前足部の形には個人差があります。また、家族内で外反母趾がみられることもあり、もともとの足の特徴や遺伝的な要素が関係すると考えられています。

同じ靴を履いていても、なる人とならない人がいるのはこうした違いもあるからです。自分を責めるより、今の足と靴がどう合っているかを確かめる方が現実的です。

親指だけが外から押されて曲がるわけではない

外反母趾の変形は、親指だけを見ていると仕組みが分かりにくくなります。前足部では骨どうしの位置関係も変化しています。

第1中足骨と母趾の向きがずれ、母趾の付け根が内側へ目立つようになります。種子骨の位置も変わることがあり、前足部全体の変形として考える必要があります。見た目の出っ張りだけでは、この変化の程度までは分かりません。

そのため、出っ張っている部分だけを押したり、親指を無理に反対方向へ引っ張ったりしても、骨の位置関係まで単純に戻るわけではありません。痛みがあるときは強く触らないほうがよいでしょう。

扁平足だから必ず外反母趾になるわけではない

「扁平足だから外反母趾になった」と説明されることがあります。ただ、両者には関連が報告されていても、単純な原因と結果としては言い切れません。

開張足についても同様です。前足部が横に広がっている方では靴との当たり方が変わりますが、「横アーチが落ちたから必ず外反母趾になる」と考えるのは少し単純すぎます。関連があることと、原因だと言い切れることは分けて考えましょう。

実際には、足の形、靴、荷重時の広がり方などを一緒に確かめた方が自然です。足幅だけでなく、母趾の長さやつま先の形も靴を選ぶときの確認ポイントになります。

筋力や歩き方だけを原因にしない

足指を使えていない、筋力が弱い、歩き方が悪い。外反母趾ではこうした説明もよく見かけますが、それだけが発症の直接原因とは断定できません。

一方で、すでに痛みや変形があると、母趾を避けて荷重するなど歩き方が変わることはあります。その結果、足裏の一部に負担が集まり、タコができたり別の場所が疲れたりすることも考えられます。原因探しと現在の負担の確認は分けて考える必要があります。

かばう歩き方が続くと負担が偏りやすい

親指の付け根が痛むと、無意識に外側へ体重を逃がす方がいます。すると、もともとの外反母趾とは別に、歩くときの負担が足の外側や他の指へ広がることがあります。

ここで大切なのは、「歩き方が外反母趾を作った」と逆算しないことです。私は歩行を見るとき、足首がどの程度動くか、足のどこへ体重が乗るか、蹴り出しで親指がどう使われているかも確認します。

姿勢や骨盤も原因とは決めつけない

姿勢や骨盤の傾きを外反母趾の直接原因とする根拠は十分ではありません。ただ、足首や股関節の動きまで含めて確認すると、立ったときや歩いたときの負担の偏りを考える材料になります。

治療院で身体全体を確認するのは、外反母趾の原因を決めるためではありません。同じような変形でも、足首の動きや足部への荷重、親指の使われ方は一人ひとり違うため、今どこに負担が集まっているかを考えるためです。

いつもの靴で親指の付け根が当たるとき

外反母趾の相談では、足だけでなく普段履いている靴も重要です。サイズ表記が同じでも、つま先の形や前足部の幅は靴ごとに違います。

個人的には、「幅広なら大丈夫」と決める前に、足が靴の中で前へ滑っていないか、母趾の付け根だけが強く当たっていないかまで確認したいところです。大きすぎる靴でも足が動き、前足部に負担が集まることがあります。

確認しやすい項目は次のようなものです。

つま先の形

親指が内側から押されていないかを確認します

前への滑り

歩くたびに足が前へ動いていないか確かめます

当たる場所

母趾の付け根だけに圧迫が集中していないか見ます

靴の横幅だけを大きくすると、かえって足が中で動く場合もあります。足の実寸と靴の形を一緒に確かめることから始めてみてください。

親指の付け根が痛む日は無理に動かさない

自宅では、まず痛みを増やしている靴や場面を減らすことが先です。長く歩いた日だけ痛むのか、特定の靴で出るのかも確かめてください。強く揉んだり、親指を無理に引っ張ったりする必要はありません。

靴を脱いだ状態で赤みや腫れが落ち着くか、どの靴で痛みが出るか、歩いた時間と症状がどう変わるかを記録しておくと、自宅ケアの範囲を考えやすくなります。

無理のない範囲で足指を動かすことはできますが、体操だけで変形を戻そうとしないでください。痛みが強い日は負荷を減らし、靴の圧迫を避けることを優先しましょう。

強い痛みや腫れが続くなら医療機関へ

外反母趾らしく見えても、強い腫れや赤み、熱感がある場合は、別の関節の病気が隠れていないか確認が必要です。見た目だけで外反母趾の痛みと決めず、普段と違う変化があれば医療機関へ相談してください。

医療機関へ相談したほうがよい状態として、次のような例があります。

  • 靴を脱いでも強い痛みが続く
  • 赤みや腫れや熱感が強い
  • 歩くことに明らかな支障がある
  • 短期間で変形が進んだように感じる
  • 親指が第2趾と強く重なっている

整形外科では、症状や足の形に加えて、必要に応じて立った状態でのX線画像などから変形の程度を確認します。手術を含む治療の適否は状態によって判断が変わります。

治療院はその代わりではありません。医療機関で確認すべき状態を分けたうえで、靴の当たり方や足圧、足首の動き、歩行時の親指の使われ方など、身体側の負担を確認する役割になります。

足と靴の両方を今日から確認する

外反母趾は、靴だけ、扁平足だけ、歩き方だけで説明できるものではありません。複数の背景が重なるため、自分に当てはまる要素を一つずつ確かめることが大切です。

まずは、普段の靴で親指の付け根が当たっていないか、足が前へ滑っていないかを確認してみてください。痛みや変形が強い場合は、無理にセルフケアを続けず医療機関へ相談しましょう。

足だけでなく、靴の当たり方や足圧、足首の動き、歩き方、親指の使われ方も含めて確認したい方は、UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院へお気軽にご相談ください。


院長:長田

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