
院長:長田お気軽にご相談ください!

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「上の子が側弯症と診断されたけれど、妹も大丈夫?」「私自身が若いころ側弯症と言われたけれど、子どもに遺伝するの?」


ご家族に思春期特発性側弯症の方がいると、「家族みんなに起こるのでは?」と心配になることがあります。
最初に結論からお伝えすると、思春期特発性側弯症には遺伝的な関与があると考えられていますが、親から子へ単純に受け継がれる病気ではありません。
家族歴があるから必ず発症するわけでも、家族に側弯症がいないから発症しないわけでもありません。
この記事では、側弯症と遺伝の関係、姉妹・兄弟に側弯症の方がいる場合に何を確認すればよいのかを整理します。


家族に側弯症の方がいると「自分のせいかも」と感じる親御さんもいます。でも、遺伝だけで発症が決まるわけではありません。大切なのは、成長期に身体の変化に気づいたとき、必要な確認につなげることです。
思春期特発性側弯症では、家族内で複数の方にみられるケースがあることが知られています。
そのため、遺伝的な要素が関係していると考えられています。
ただし、「この遺伝子があれば必ず側弯症になる」という単純な遺伝形式ではありません。
現在もさまざまな遺伝子との関連が研究されていますが、発症の仕組みをすべて説明できる段階ではありません。
つまり、「遺伝は関係する可能性がある。ただし遺伝だけで決まるわけではない」と考えるのが適切です。
思春期特発性側弯症では、患者さんの家族にも側弯症がみられるケースがあります。
そのため、親や兄弟姉妹に側弯症の方がいる場合は、家族歴がない場合より側弯症がみられる可能性が高いと考えられています。
ただし、家族歴があるから必ず側弯症になるわけではありません。
逆に、家族に側弯症の方がいなくても思春期特発性側弯症になることがあります。
上のお子さんが側弯症と診断されると、「下の子も病院へ連れて行くべき?」と迷うと思います。
家族歴があるからといって、症状のない兄弟姉妹全員がすぐにレントゲン検査を受けなければならない、ということではありません。
まずは学校健診をきちんと受けること、そして成長期に身体の左右差がないか見ておくことが一つの方法です。
ご家族として心配が強い場合や、肩・背中の左右差などが気になる場合には、小児整形外科や脊椎を専門とする整形外科へ相談してください。
こうした変化があるからといって、ご家庭だけで側弯症と判断することはできません。
気になる場合は整形外科で確認してもらいましょう。
いいえ、必ずではありません。
思春期特発性側弯症には遺伝的な関与があると考えられていますが、親が側弯症だから子どもも必ず発症するというものではありません。
また、親御さんが「自分から遺伝させてしまった」と責任を感じる必要もありません。
発症の仕組みそのものがまだ完全には分かっていないため、「親の遺伝子が原因」と単純に考えることはできません。
家族歴があるかどうかは、側弯症について考える材料のひとつです。
しかし、実際に治療や経過観察が必要かどうかを判断するときに重要なのは、そのお子さん自身の状態です。
整形外科では必要に応じてレントゲン撮影を行い、Cobb角や骨格の成熟度、成長の残り方、前回から進行しているかなどを確認します。
「家族に側弯症がいるから危険」「家族にいないから安心」ではなく、その子自身の状態を見ることが大切です。
学校健診で「側弯症の疑い」「要精密検査」と言われた場合は、家族歴の有無にかかわらず整形外科を受診しましょう。
学校健診は、側弯症の可能性があるお子さんを見つけるためのスクリーニングです。
健診だけで側弯症の診断や程度を判断することはできません。
必要に応じて立った状態でレントゲン撮影を行い、Cobb角などを確認してもらいます。
整形外科で「今は経過観察で大丈夫です」と言われる場合があります。
経過観察は放置ではありません。
医師から指示された時期に再診し、成長に伴ってCobb角が変化していないかを確認することが大切です。
家族歴がある場合も、自己判断で頻繁に画像検査を受けるのではなく、担当医と相談しながら必要なフォローを続けてください。
ここからは、医療機関で行う側弯症の診断や経過観察とは分けて、当院で身体を見るときの考え方についてお話しします。
当院では、側弯症のお子さんに対して「遺伝だから仕方がない」「扁平足だから側弯症になった」「骨盤が歪んでいるから背骨が曲がった」と原因を決めつけません。
思春期特発性側弯症の原因は明確には解明されていないためです。
一方で、そのお子さんが現在どのように身体を使っているかを見るために、背骨だけでなく骨盤、股関節、膝、足首、足部なども確認します。
学校生活やスポーツで動きにくい、長く座っていると疲れる、左右で身体の使い方が違うと感じるなど、現在困っていることを具体的に確認することが目的です。
私は長年、足の評価やシューズ、インソールにも携わってきました。
足のサイズや形、アーチ、荷重、足首・膝・股関節の動き、靴のフィットなどを確認することで、立つ・歩く・スポーツをするときの身体の使い方が見えてくることがあります。
必要に応じてオーダーメイドインソールをご提案することもありますが、側弯症だから一律に作るものではありません。
また、インソールで側弯症そのものを治療したり、進行を防いだりすることを目的とはしていません。
家族に側弯症の方がいると、「次の子もなるのでは」と心配になるのは自然なことです。
ただし、家族歴があるからといって発症が決まっているわけではありません。
大切なのは、成長期に必要な学校健診を受け、身体の変化が気になったら医療機関へ相談することです。
そして、すでに側弯症と診断され医療機関で経過を確認しているお子さんで、「学校生活やスポーツでの身体の使い方も見てほしい」「足や靴について相談したい」という場合には、当院でも一緒に考えていきます。
横浜市青葉区・市が尾で、お子さんの側弯症と身体の動きについて相談したい方は、当院の思春期特発性側弯症のページもご覧ください。

