
院長:長田お気軽にご相談ください!

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「側弯症って女の子に多いんじゃないの?」「息子が学校健診で側弯を指摘されたけれど、本当に側弯症なの?」
学校から「脊柱側弯の疑い」「要精密検査」と書かれた通知を受け取ると、驚く親御さんも多いと思います。


思春期特発性側弯症は女子に多いことが知られていますが、男子にもみられます。
この記事では、男子の側弯症について、女子との違いを必要以上に強調せず、学校健診で指摘されたときに何をすればいいのか、成長期に何を確認するのかを整理します。


「男子だから大丈夫」「女子より珍しいから心配」と性別だけで判断する必要はありません。大切なのは、現在のCobb角と成長の残り方、前回から変化しているかを確認することです。
思春期特発性側弯症は、10歳以降の成長期にみられる、原因を特定できない側弯症です。
背骨が左右に曲がるだけではなく、椎骨の回旋も伴う三次元的な変形です。
女子の方が大きなカーブへ進行するケースが多いため「側弯症=女の子」というイメージを持たれやすいのですが、男子にも発症します。
男子だから側弯症ではない、と考えることはできません。学校健診で指摘された場合には、性別にかかわらず一度状態を確認することが大切です。
思春期特発性側弯症では、女子の方が進行したカーブや治療が必要になるケースが多いことが知られています。
一方で、男子にも側弯症はみられますし、成長期にはカーブが変化する可能性があります。
「男子は進行が速い」「女子より安全」と性別だけで進行リスクを決めることはできません。
実際には、Cobb角、年齢、骨格の成熟度、残っている成長量、カーブの特徴、これまでの変化などを組み合わせて判断します。
一般的に男子は女子より成長スパートが遅く、身長が大きく伸びる時期も後になります。
そのため中学生男子では、まだ骨格の成長が十分に残っていることがあります。
「もう中学生だから成長は終わりに近いだろう」と年齢だけで判断せず、医療機関で骨の成熟度も含めて確認することが大切です。
学校健診は、側弯症の可能性があるお子さんを見つけるためのスクリーニングです。
「側弯の疑い」と書かれていても、その時点で側弯症と確定したわけではありません。
通知を受け取ったら、まず整形外科を受診し、必要に応じて立った状態でレントゲン撮影を行い、Cobb角を確認してもらいます。
学校健診で指摘された段階では、整体やカイロで判断するのではなく、最初に医療機関で診断を受けることが大切です。
Cobb角は側弯の程度を評価する重要な指標です。
ただし、「20度なら必ず経過観察」「40度なら必ず手術」と角度だけで治療方針が決まるわけではありません。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| Cobb角 | 現在どの程度のカーブがあるか |
| 成長の残り方 | 今後どのくらい骨格の成長が続くか |
| 進行の有無 | 前回と比べて角度が変化しているか |
| カーブの特徴 | 位置や形、身体への影響など |
これらを総合し、経過観察、装具療法、手術などの必要性を担当医が判断します。
自宅で側弯症を診断することはできませんが、見た目の左右差が受診のきっかけになることはあります。
こうした変化がある場合には、見た目だけで判断せず整形外科で確認してください。
学校健診では、前かがみになったときの背中や肋骨の左右差を見る検査が行われます。
ご家庭でも確認することはできますが、これはあくまで変化に気づくためのチェックです。
左右差があったとしても、それだけで側弯症の程度や治療の必要性を判断することはできません。
中学生男子では、サッカー、野球、バスケットボールなど部活動に取り組んでいるお子さんも多いと思います。
側弯症があるからといって、すべてのスポーツをやめる必要があるとは限りません。
医師から運動制限を受けていなければ、スポーツを続けられる場合もあります。
一方で、痛みがある、装具治療中である、治療方針について指示を受けている場合は、担当医の指示を優先してください。
整形外科で「今は経過観察です」と言われることがあります。
これは「何もしなくていい」という意味ではありません。
指定された時期に再診し、成長とともにカーブが変化していないかを確認していくことが大切です。
特に男子では成長がまだ残っている場合もあるため、医師から案内された診察を自己判断でやめないようにしましょう。
ここからは、医療機関で行う側弯症そのものの診断や治療とは分けて、当院で身体を見るときの考え方についてお話しします。
当院では、「扁平足だから側弯症になった」「骨盤が傾いているから背骨が曲がった」といった考え方はしていません。
思春期特発性側弯症は、原因が明確に特定されていないためです。
一方で、そのお子さんが現在どのように身体を使っているのかを見るために、背骨だけでなく骨盤、股関節、膝、足首、足部まで確認することがあります。
特にスポーツをしているお子さんでは、走る、跳ぶ、片脚で支える、方向転換するといった動作で困っていることがないかも確認します。
私は長年、ジュニアアスリートを含め、足の評価やシューズ、インソールにも携わってきました。
足のサイズ、足の形、アーチ、荷重、足首・膝・股関節の動き、履いている靴などを見ることで、立つ・歩く・スポーツをするときの身体の使い方を確認します。
必要に応じてオーダーメイドインソールをご提案することもありますが、側弯症だから一律に作るものではありません。
また、インソールで側弯のCobb角を改善したり、進行を防いだりすることを目的としているわけでもありません。
足元や靴を確認する目的は、毎日の学校生活やスポーツで身体をできるだけ使いやすくすることです。
思春期特発性側弯症は女子に多いものの、男子にもみられます。
そのため「男の子だから大丈夫」と健診結果をそのままにするのではなく、まず整形外科で状態を確認してください。
その後は、Cobb角や成長の状態、進行の有無に応じて必要な経過観察を続けていきます。
医療機関で経過を確認しながら、「部活動で身体が動かしにくい」「左右差や身体の使い方が気になる」「足や靴まで含めて確認したい」という場合には、当院でも身体全体を見ながら一緒に考えていきます。
横浜市青葉区・市が尾で、お子さんの側弯症と身体の動きについて相談したい方は、当院の思春期特発性側弯症のページもご覧ください。

