
院長:長田お気軽にご相談ください!

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「側弯症と診断されたけれど、部活は続けていい?」「バスケットボールやバレーボール、テニス、野球はやめた方がいい?」


学校検診や整形外科で側弯を指摘されると、保護者の方が次に気になるのが「運動しても大丈夫なのか」ということではないでしょうか。
最初に結論からお伝えすると、思春期特発性側弯症があるという理由だけで、すべてのスポーツや部活を一律にやめる必要があるわけではありません。
痛みがなく、医師から特別な運動制限を受けていない場合には、好きなスポーツを続けられることも多くあります。
ただし、側弯の程度や成長段階、治療内容、装具の使用、痛みの有無などによって注意点は異なります。この記事では、思春期特発性側弯症のお子さんがスポーツや部活を続けるときに、何を基準に考えればよいのかを整理します。


「側弯症だからこの競技は禁止」と競技名だけで判断するより、その子の側弯の状態、治療状況、痛みや動きにくさ、そして医師からの指示を確認することが大切です。
思春期特発性側弯症があるお子さんでも、運動やスポーツに参加している方は多くいます。
側弯症があるというだけで、体育や部活動、習い事を一律に禁止する必要があるとは限りません。
むしろ、運動には体力の維持だけでなく、友人との交流や気分転換など、成長期のお子さんにとって大切な意味があります。
一方で、痛みがある、装具治療をしている、側弯の進行について医師から注意を受けている、手術後であるといった場合には、個別に運動内容を確認する必要があります。
「テニスは片側ばかり使うからダメ?」「バスケやバレーはジャンプが多いから悪化する?」と心配されることがあります。
しかし、特定のスポーツをしていること自体が思春期特発性側弯症の原因になったり、それだけで弯曲が進行したりすると一律に考える必要はありません。
テニス、野球、バドミントン、ゴルフなど左右非対称の動作が多い競技でも、側弯症という理由だけで中止するとは限りません。
バスケットボールやバレーボール、サッカー、陸上など、走る・跳ぶ動作が多い競技についても同じです。
大切なのは、競技名だけではなく、その子が実際に競技中に痛みや動かしにくさを感じているか、治療上の制限があるかを確認することです。
バレエ、ダンス、体操などでは柔軟性や大きな体幹の動きを求められるため、側弯症があると「続けても大丈夫?」と不安になることがあります。
これらも競技名だけで禁止するものではありません。ただし、強い痛みが出る動きや、医師から制限されている動作がある場合には、その指示を優先します。
特に競技レベルが高く、反復する動作が多い場合には、実際の動きの中でどこに負担を感じているのかを確認することが役立つことがあります。
この4つを確認しておくと、「側弯症だからスポーツは全部やめる」という極端な判断を避けやすくなります。
装具治療中でも、スポーツを続けられる場合があります。
ただし、装具を外してよい時間、体育や部活のときにどうするかは、装具の種類や治療方針によって異なります。
「運動するときだけ外していい?」「部活中は何時間外してもいい?」といったことは自己判断せず、主治医や義肢装具士の指示を確認してください。
また、接触の多い競技や非常に動きの大きい競技では、装具の扱いや安全面について個別の確認が必要になることがあります。
思春期特発性側弯症で重要なのは、スポーツの種類だけではなく、側弯の程度や成長段階、今後どの程度成長が残っているか、弯曲が進行しているかなどです。
同じスポーツをしているお子さんでも、必要な対応は一人ひとり異なります。
そのため、「○○をやっているから側弯が進む」「○○なら安全」と自己判断するのではなく、医療機関で現在の状態を確認しながらスポーツを続けることが基本になります。
側弯症があっても、必ずしも背中や腰に痛みが出るわけではありません。
一方、スポーツをしている成長期のお子さんでは、側弯症とは別に筋肉や関節への負担によって痛みが出ることもあります。
運動中に強い痛みが出る、痛みが長く続く、しびれや力の入りにくさを伴う、夜間も強く痛むといった場合には、無理に競技を続けず医療機関へ相談してください。
ここからは、側弯症そのものの診断や治療とは分けて、当院でスポーツをしているお子さんを見るときの考え方についてお話しします。
当院では、「側弯症だからこのスポーツは禁止」と競技名だけで判断することはありません。
その子が実際に行っている競技を確認し、必要に応じて片脚で立つ、しゃがむ、ジャンプする、着地する、身体をひねる、腕を振るなど、競技で使う動作を見ていきます。
そして、どの動きで痛みや動かしにくさを感じるのか、左右で使い方に違いがあるのかなどを確認します。
これは側弯のカーブそのものを変えるためではなく、今その子がスポーツをするときにどこで困っているのかを具体的に把握するためです。
私は長年、ジュニアからトップレベルのスポーツ選手まで、足の評価やシューズ、インソールにも関わってきました。
スポーツをしているお子さんでは、足のサイズ、靴のフィット、足首・膝・股関節の動き、着地や走り方などを確認することがあります。
ただし、足元の問題が思春期特発性側弯症の原因である、あるいは足を整えれば側弯の進行を抑えられる、という意味ではありません。
必要に応じてオーダーメイドインソールを提案することもありますが、側弯症だから作るのではなく、スポーツ時の足元の安定性やシューズとの適合を確認したうえで必要性を判断します。
側弯症の診断を受けたとき、本人が一番心配しているのは「部活をやめなければいけないの?」ということかもしれません。
当院では、医療機関で必要な経過観察や治療を続けることを前提に、本人が何を続けたいのかを確認します。
バスケットボールを続けたい。バレエの発表会に出たい。テニス部で試合に出たい。ダンスを続けたい。
そうした目標がある場合に、今の身体でどの動きがしやすく、どの動きで負担を感じるのかを確認し、できる範囲でサポートしていきます。
思春期特発性側弯症があるからといって、すべてのスポーツや部活動をやめる必要があるわけではありません。
まずは整形外科などで側弯の状態と成長の経過を確認し、運動について指示がある場合にはそれを優先してください。
そのうえで、「競技中に身体が動かしにくい」「左右で使い方が違う気がする」「痛みなく部活を続けたい」など、身体の使い方について気になることがある場合には、実際の動作まで確認するという方法もあります。
横浜市青葉区・市が尾で、医療機関で側弯症の経過を確認しながら、スポーツや学校生活での身体の使い方について相談したい方は、当院の思春期特発性側弯症のページもご覧ください。

