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【症例報告】中学1年生の女の子|33度まで進行した側弯症が24.5度まで改善したケース

本日の予約状況

思春期特発性側弯症と診断され、コブ角が33度まで進行していた13歳女性の施術経過をご紹介します。

病院で装具療法を受けながら当院へ通院され、3か月・16回後に医療機関で撮影されたレントゲンで、コブ角が33度から24.5度へ変化しました。その後も経過を確認する予定でしたが、当院の移転によって通院が難しくなり、施術を終了した症例です。

思春期特発性側弯症の姿勢と身体バランスを確認するイメージ
目次

主訴(来院時のお悩み)

学校検診をきっかけに側弯症を指摘され、経過観察を続けるなかでコブ角が徐々に増加していることへの不安から来院されました。肩の高さや背中の左右差が気になるものの、強い痛みなどはなく、病院では装具療法を開始している状態でした。

ご本人とご家族は、「装具以外にも身体のためにできることはないか」「このままコブ角が増えていくのではないか」という不安を感じておられました。病院での治療を継続しながら、姿勢や身体の使い方、足元の環境についても確認したいということでご相談いただきました。

来院に至るまでの経緯

2年前の学校検診で側弯症の可能性を指摘され、その後は医療機関で定期的な経過観察を受けていました。昨年、思春期特発性側弯症と診断され、成長期に入ってからコブ角が徐々に増加し、当院へ来院された時点では33度まで進行していました。

病院では装具療法が開始されていましたが、ご家族は装具を使用することに加えて、身体の左右差や関節の動き、歩き方、足元の安定性など、日常生活のなかで身体にかかる負担についても見直したいと考えておられました。

検査と身体の状態

初回はカウンセリングを行ったうえで、姿勢分析、関節可動域検査、歩行分析、足圧測定、シューズの確認を実施しました。背骨の見た目だけで判断するのではなく、骨盤・股関節・足部・重心移動など、身体全体のつながりを確認しています。

  • 肩の高さに左右差がみられた
  • 骨盤の左右バランスに偏りがみられた
  • 体幹を回旋させる動きに左右差があった
  • 股関節の可動性と使い方に左右差があった
  • 立位時の重心のかけ方が左右で異なっていた
  • 歩行時の重心移動に偏りがみられた
  • 足部の安定性が低下していた
  • 使用しているシューズと足部の状態が合っていなかった

思春期特発性側弯症は、原因を一つに特定することが難しいとされており、骨盤や足元の問題だけで生じるものではありません。一方で、立ち方や歩き方、関節の動きに左右差があると、日常生活のなかで身体に偏った負担がかかることがあります。

今回の症例では、背骨の形だけを変えようとするのではなく、身体を支える足元、骨盤、股関節、体幹の動きまで確認し、より安定して立つ・歩くことができる状態を目指す必要があると考えました。

施術方針

病院での装具療法と定期検査を継続していただくことを前提に、当院では関節の動きや身体の左右差、重心移動、シューズ環境を整える方針を立てました。

全身の関節機能と身体の使い方を整えながら、シューズの見直しとオーダーメイドインソールを組み合わせ、足元から身体を支えやすい状態を目指しました。

側弯症そのものを当院の施術だけで治すという考えではなく、装具療法を補う身体機能へのアプローチとして、立位や歩行時に一部へ負担が集中しにくい環境づくりを行っています。

施術内容と経過

施術では、毎回同じ場所だけを調整するのではなく、その時点での姿勢や関節の動き、左右差を確認しながら内容を組み立てました。成長期で身体の状態が変化しやすいため、医療機関での検査結果や装具の使用状況も確認しながら進めています。

初回

骨盤・股関節・胸郭・背骨・足首の動きを評価し、動きが低下している関節や左右差が大きい部分に対して施術を行いました。背骨を強く押したり無理に形を変えたりするのではなく、身体が動きやすい状態をつくり、立位や歩行時の負担を減らすことを目的としています。

歩行時には左右で重心移動の仕方が異なり、使用していたシューズにも足部の安定性を低下させる要素がみられたため、サイズや剛性を含めたシューズの見直しをご提案しました。

施術後には、ご本人から「身体が軽くなった気がする」との感想がありました。

1か月目(週2回ペース)

週2回のペースで施術を継続し、骨盤・股関節・胸郭の動きと、立位時の左右差を毎回確認しました。施術を重ねるなかで身体の動きが徐々に安定し、姿勢の変化をご本人も感じるようになりました。

足元から身体を支えやすくする目的で、オーダーメイドインソールを作成しました。作成時には足型だけで判断せず、踵の傾き、足首の可動域、立位時の重心位置、歩行時のクセ、使用するシューズとの相性を確認しています。

骨盤や体幹の左右差によって生じていた荷重の偏りも考慮し、足元から身体を支えやすくするための補正を加えました。

2〜3か月目(週1回ペースへ移行)

身体の状態が安定してきたため、施術間隔を週1回へ移行しました。インソールと見直したシューズを使用することで歩行時の安定感が高まり、骨盤・股関節・体幹の動きにも変化がみられました。

施術では、関節の動きを整えるだけでなく、立ったときの重心位置や歩行時の左右差を確認し、身体が一方向へ偏りにくい状態を目指しました。

ご本人からは「靴の中で足が安定している感じがあります」との感想がありました。

3か月・16回後

施術開始から3か月・16回後、病院の定期検査で撮影されたレントゲンにおいて、コブ角が33度から24.5度へ変化し、8.5度の減少が確認されました。医療機関での検査でも変化が認められ、ご本人とご家族にも大変喜んでいただきました。

ただし、この変化が当院の施術やインソールだけによるものとは断定できません。装具療法、成長に伴う身体の変化、日常生活、施術や足元環境の見直しなど、複数の要因が関係した可能性があります。

施術終了の理由

コブ角の変化が確認された後も、成長期が落ち着くまで身体の状態を確認しながら施術を継続する予定でした。しかし、当院の移転により以前の院まで通院することが難しくなったため、3か月・16回の時点で施術を終了しています。

ご本人とご家族には通院継続のご希望があり、当院としても、その後の成長や身体の変化をもう少し長期的に確認していきたい症例でした。施術終了後も、医療機関での定期検査と装具療法を継続していただくようお伝えしました。

今回の症例で大切だったポイント

今回の症例では、背骨だけに注目するのではなく、病院での装具療法を継続しながら、身体全体の動きと足元の環境を確認したことが大切でした。側弯症の状態や進行の仕方には個人差があるため、コブ角の数字だけでなく、成長の状況や日常生活も含めて継続的に確認する必要があります。

1. 背骨だけを見て判断しなかったこと

思春期特発性側弯症は、背骨が左右に曲がるだけでなく、回旋を伴う立体的な変化です。そのため、背骨だけを部分的に調整すればよいものではありません。

今回も、骨盤の左右差、股関節の可動性、体幹の回旋、足部の安定性、歩行時の重心移動を確認しました。身体の土台や関節の動きを整え、日常生活で偏った負担がかかりにくい状態をつくることを重視しました。

2. 装具療法と並行して身体機能を整えたこと

当院では、医療機関で指示された装具療法を中止したり、施術へ置き換えたりすることはありません。装具療法や定期的なレントゲン検査は、側弯症の経過を確認するうえで重要です。

そのうえで、装具だけでは直接変えにくい関節の動き、立ち方、歩き方、足元の環境を整えることが、身体全体の負担を軽減する一助になると考えています。今回も医療機関での治療と並行しながら施術を行いました。

3. インソールを作る前に全身を確認したこと

インソールは、足型を採取して作ればよいというものではありません。骨盤や股関節、体幹に左右差がある状態では、立ったときの荷重も左右で異なるため、全身の状態を確認せずに作成すると、身体に合わない補正になる可能性があります。

今回も、関節の動きと身体の左右差を確認し、施術によって身体が動きやすい状態をつくったうえで足型を採取しました。さらに、踵の傾き、重心移動、歩行、シューズの剛性やサイズを確認し、身体全体とのつながりを考慮して調整しています。

4. シューズの状態も見直したこと

足元を安定させるためには、インソールだけでなく、使用するシューズとの相性も重要です。サイズが合っていない靴や、身体を支える力が弱い靴では、足が靴の中で動きやすくなり、インソールの機能も十分に発揮されません。

今回も普段使用しているシューズを確認し、足のサイズや身体の状態に合うものへ見直しました。インソール、シューズ、身体の動きを一つのつながりとして考えたことが、歩行時の安定感につながったと考えています。

院長からのコメント

今回、医療機関のレントゲンでコブ角の変化が確認され、ご本人とご家族に喜んでいただけたことを、私自身もうれしく感じています。

院長:長田

背骨の変化が数字で確認でき、ご本人とご家族が安心されたことが何よりでした

思春期特発性側弯症は、成長期にコブ角が増加することがあり、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな不安になります。「このまま進行したらどうしよう」「装具以外にできることはないのか」と考えるのは自然なことです。

今回の症例では、装具療法を継続しながら、骨盤・股関節・体幹・足元の状態を確認し、身体全体の使い方を整えていきました。レントゲンで確認された変化には複数の要因が関係している可能性があり、当院の施術だけによる結果と断定することはできませんが、身体機能や足元の環境を見直すことには意味があったと考えています。

本来は、成長期が落ち着くまで経過を確認し、必要に応じて施術やインソールの調整を継続したいと考えていました。しかし、当院の移転によって通院が難しくなり、ご本人とご家族も継続を希望されていたなかで終了となったことは、私としても心残りでした。

ただし、通院を続けていればコブ角がさらに減少したとは断定できません。側弯症の経過は、成長の程度、装具の使用状況、側弯のタイプ、日常生活などによって異なります。だからこそ、医療機関での定期検査を基本としながら、身体の動きや足元の環境も継続的に確認することが大切です。

側弯症でお悩みの方へ

思春期特発性側弯症は、見た目の左右差だけで状態を判断することはできません。コブ角や骨の成熟度を確認するためには、医療機関でのレントゲン検査と診断が必要です。

当院では、医療機関での治療を継続していただいたうえで、姿勢、関節の動き、歩き方、足元の安定性、シューズの状態を確認します。装具以外にも身体のためにできることを探している方は、まず現在の状態をご相談ください。

オーダーメイドインソールをご希望の方へ

当院では、24年以上の臨床経験と15,000足以上の作成実績をもとに、一人ひとりの身体と使用するシューズに合わせたオーダーメイドインソールを作成しています。

足型だけで作成するのではなく、踵の傾き、足首の可動域、重心位置、歩き方、骨盤や股関節の動き、シューズのサイズや剛性まで確認します。側弯症や姿勢の左右差がある方についても、足元だけを部分的に見るのではなく、全身の状態を評価したうえで必要性を判断します。

初回は1日2名まで

当院では原因を決めつけず、現在の身体の状態を把握するため、初回は問診と検査を中心に行っています。背骨の左右差だけでなく、関節の動き、骨盤や股関節の状態、立ち方、歩き方、足圧、シューズまで確認するため、初回の受付は1日2名までとしています。

側弯症と診断され、身体の使い方や足元についても確認したい方、装具療法と並行してできることを探している方は、早めにご相談ください。

治療を受けてみたいと思ったなら今すぐご予約ください

院長:長田

まずは身体の状態を詳しく確認し、分かりやすくご説明します

今月のご予約枠

初回は1日2名まで

各種クレジットカード決済も可能です

初回は問診と検査を中心に行います。施術は検査結果と施術内容をご説明し、ご納得いただいた後に開始します

通常施術 7,700円(税込)| 施術計画の場合 5,500円(税込)/回

初回は問診・検査の時間を確保するため、1日2名まで受け付けています。ご希望の日時がある方は、早めにご予約ください。

3つの予約方法
WEB予約
電話予約
LINE予約

※本記事は一症例の経過を紹介したものであり、すべての方に同様の変化を保証するものではありません。側弯症の診断やコブ角の評価には医療機関での検査が必要です。当院では医療機関での治療や装具療法を中止するよう案内することはありません。状態によっては、施術よりも医療機関での受診や経過観察を優先していただく場合があります。


院長:長田

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町1153-6サンビューハイツ市ヶ尾102
電話番号
045-900‐6725
定休日
日曜・月曜・祝日(不定休)
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