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側弯症の装具っていくら?受診後に知りたい費用のリアル

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お子さんが学校検診で「側弯症の疑いがある」と指摘されたとき、親御さんの頭の中はぐるぐると不安でいっぱいになりますよね。

「病院に行ったら装具が必要と言われた。でも費用って一体どれくらい?」そんな疑問を抱えたまま帰宅して、スマホで必死に調べている——そういう方に向けて、今日はこの記事を書きました。

UPカイロプラクティック市ヶ尾整体院の長田です。スポーツ選手のカラダを足元から支えるインソール作成や、背骨・姿勢の専門家として20年以上の施術経験を持つ立場から、思春期特発性側弯症の装具にまつわる費用と保険の仕組みを、できるだけわかりやすくお伝えします。

「高額だから無理かもしれない」と諦める前に、ぜひ読んでみてください。

院長:長田

装具を勧められると費用の不安が先に来てしまいますが、保険の仕組みを知るだけで気持ちがかなり楽になります。そして費用の話だけでなく、足元からカラダ全体を整えるアプローチが側弯症に大きく関係していることも、ぜひ知っておいてほしいと思っています

目次

装具(ブレース・コルセット)を勧められる状況とは

思春期特発性側弯症の治療方針は、背骨の曲がり具合(コブ角)によって大きく3段階に分かれます。軽度(20度未満)は経過観察、中等度(20〜40度)は装具療法、高度(50度以上)では手術が検討されます。つまり装具を勧められるということは、「まだ手術には至っていないが、進行を食い止めるために積極的に対処すべき段階にある」ということを意味します。

これは悲観的なニュースではありません。むしろ、適切なタイミングで装具を使うことで手術を回避できる可能性が十分にある、ということです。正しく知識を持って対処すれば、先は明るいのです。

装具の費用、実際いくらかかる?

気になる金額の目安から、率直にお伝えします。思春期特発性側弯症の硬性装具(ハードブレース)は、オーダーメイドで製作されるため、製作費は概ね10万円〜20万円前後が相場とされています。金額に幅があるのは、製作する義肢装具製作会社や装具の種類・素材によって違いが出るためです。

病院から「一度全額をお支払いください」と言われて驚いた方もいるかもしれません。実はこの「先に全額を立て替える」というシステム自体は、治療用装具の作成において一般的な流れです。ただし、健康保険を使った還付申請を行うことで、費用の7〜9割が後から戻ってくる仕組みになっています。

つまり、実質的な自己負担は1〜3割程度で済む可能性が高いのです。この仕組みを知らずに「高すぎて無理」と思い込んでしまうのは、非常にもったいないことです。

なぜ一度全額負担するの?

治療用装具は、医師の指示のもとで義肢装具士が個別に製作するものです。購入後に保険申請を行うという流れが基本となっているため、受け取り時点では全額立替払いになります。後日、加入している健康保険(協会けんぽ・組合健保・国民健康保険など)に申請することで、保険給付分が現金で戻ってきます。

保険還付の仕組みと申請の手順

保険適用での還付は、手続きさえすれば難しいものではありません。大まかな流れはこのようになります。

  1. 整形外科で装具作成の指示書(同意書)をもらう
  2. 義肢装具士に装具を製作・フィッティングしてもらう
  3. 装具代金を全額支払い、領収書と装具の名称・価格明細をもらう
  4. 整形外科の医師に装具完成後の診察を受け、確認の証明をもらう
  5. 加入している健康保険窓口に申請書類を提出する
  6. 審査後、保険給付分が指定口座に振り込まれる

申請先は、会社員の方なら勤務先の健康保険組合か協会けんぽ、自営業や無職の方なら市区町村の国民健康保険窓口になります。申請には期限(時効)があり、装具を受け取った日から2年以内に手続きを行う必要がありますので、後回しにしないことが大切です。

申請に必要な書類は?

保険者によって若干異なりますが、一般的に必要とされる書類は次のとおりです。

  • 療養費支給申請書(保険者が用意)
  • 医師の同意書(指示書)
  • 装具の領収書(原本)
  • 装具の内訳明細書(装具名・価格・採型日・完成日の記載があるもの)
  • 医師による装具装着確認書(作成後に受診した際の証明)

特に「医師による確認診察」は忘れやすいポイントです。装具を受け取った後に必ず整形外科に行って、「装具ができました」という診察を受けてください。これがないと申請が通らない場合があります。

市区町村の助成で、さらに戻る可能性も

実はここで終わりではありません。お子さんが中学生以下(自治体によっては高校生まで)の場合、子ども医療費助成制度が使える可能性があります。この制度を利用すると、健康保険で還付された後の残り自己負担分(1〜3割)もさらに助成される場合があります。

対象年齢や助成の範囲は住んでいる市区町村によって異なりますので、お住まいの役所の子育て・医療担当窓口に「装具の治療費助成はありますか?」と確認してみてください。申請の手順も案内してもらえます。健康保険の還付申請と、子ども医療費助成の申請は別々に手続きが必要な場合も多いため、両方の窓口に確認を取るのが確実です。手間はかかりますが、実質の自己負担をゼロに近づけられる可能性があるので、ぜひ諦めずに動いてみてください。

側弯症は「背骨だけ」の問題ではない

費用の話が続きましたが、ここで少し視点を変えてお話ししたいことがあります。側弯症というと、どうしても「背骨が曲がっている」というイメージが先行しますよね。もちろん背骨の問題であることは間違いありません。ただ、私が長年の施術経験から感じていることは、背骨を支える下半身のアライメント(骨格の並び)の乱れが、側弯に大きく影響しているということです。

骨盤の傾き、股関節のねじれ、膝や足首の位置関係——これらが少しずつずれていると、その歪みは背骨にじわじわと伝わっていきます。特に成長期のお子さんは、足元のバランスの乱れをカラダ全体で補正しようとするため、気づかないうちに脊柱への負担が蓄積されることがあります。

足元からアプローチするという考え方

私はカイロプラクティックの施術と並んで、オーダーメイドインソール(中敷き)の製作を20年以上にわたって行ってきました。プロスポーツ選手からジュニアアスリートまで、足元を整えることでカラダ全体のバランスが変わる場面を数えきれないほど見てきています。

思春期特発性側弯症のお子さんにも装具療法と並行して足元からのアプローチを取り入れることで、全身のアライメントを整えるサポートができると考えています。靴の中に一枚インソールを入れるだけで立ち方・歩き方・重心のかかり方が変わる。そのわずかな変化が、長い目で見たときに背骨への負担を軽減することにつながっていくのです。

「装具だけでなく、もっとできることがあるのではないか」と感じている親御さんには、ぜひ足元からのアプローチも一緒に考えてみることをお勧めします。

装具療法と並行して大切にしたいこと

装具は進行を抑えるための大切なツールですが、1日12〜18時間以上の装着が求められる治療です。お子さんにとって身体的にも精神的にも負担が大きいことは確かです。だからこそ、装具以外のサポートも含めてトータルで取り組むことが、治療の継続につながります。

当院では、脊椎の動きや筋肉のバランスを整えるカイロプラクティックの施術に加えて、足元から全身のアライメントを見直すインソール作成・靴の選び方のアドバイスも行っています。「病院では装具しか選択肢がなかった」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

作製前に確認しておきたいポイントまとめ

最後に、装具を作る前に確認しておくべきことを整理しておきます。

確認ポイント内容
加入保険の種類会社員か国保かで申請先が異なる
装着後の診察予約装具完成後に必ず整形外科を受診する
申請期限装具受取日から2年以内に申請
子ども医療費助成市区町村の窓口で対象年齢と対象範囲を確認
申請書類の準備領収書・明細・同意書・確認書は必ず保管

一度に全部やろうとしなくて大丈夫です。まず「うちの保険は協会けんぽか健保組合か国保か」を確認するだけでも、ぐっと前に進めます。

費用の不安を乗り越えて、今できることを

思春期特発性側弯症は、成長期の今こそ対処するタイミングが重要です。「お金がかかるから後回しに」となってしまうと、それが結果として手術リスクを高めることにもつながりかねません。保険の仕組みを正しく理解して活用すれば、実質の負担はずっと小さくなります。

そして装具を使いながら、足元から全身のアライメントを整えていくこと。背骨の問題は背骨だけで解決しようとするのではなく、カラダ全体の連動性の中で捉えていくことが、本当の意味での回復への近道だと私は考えています。

私自身、2人の娘を持つ父親として子どもの健康に不安を抱える親御さんの気持ちはよくわかります。「装具以外にできることを知りたい」「足元のアプローチって実際どういうもの?」と気になることがあれば、ひとりで悩まずにいつでも気軽に声をかけてください。一緒に考えます。


院長:長田

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