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背中の違和感、放置NG!思春期の側弯症を見逃すな

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お風呂上がりに鏡を見たら、なんとなく背中の形が変な気がした。でも猫背の自覚はないし、姿勢には気をつけているつもり。そんなふとした違和感、実はとても大切なサインかもしれません。

肩の高さが左右で違う、背中の片側が少し盛り上がって見える、学校の健診で「思春期特発性側弯症の疑い」と書かれたプリントをもらった…そんな経験はありませんか?

痛みがないからつい後回しにしてしまいがちですが、背骨のゆがみは早期に気づいて対処することがとても重要です。今日はそのあたりをくわしくお話しします。

院長:長田

「猫背でもないのになんで背中がおかしいんだろう」と心配されている保護者の方、あるいは自分で気になっている学生さん、その感覚はとても鋭いと思います。スポーツ現場でたくさんのジュニアアスリートを診てきた経験から言うと、この時期の背骨の変化は見逃さないことが本当に大切です

目次

猫背とは違う背中のゆがみ、その正体とは?

猫背は背骨が前方向に丸くなる状態ですが今回お話しする側弯症はそれとはまったく別の問題です。

背骨が左右にS字やC字を描くように曲がってしまうのが側弯症の特徴で、正面や背面から見たときに骨格のゆがみとして現れます。前から見ても後ろから見ても真っすぐであるべき背骨が、横方向にずれている状態です。

猫背は本人も自覚しやすいのですが、側弯症は痛みもなく、前後方向の崩れもないため、鏡を見るまで気づかないことがほとんどです。体育の授業で前屈したとき背中の片側が盛り上がっているのを先生に指摘されて初めて発覚するケースも非常に多いです。

思春期に多い「特発性側弯症」とは

側弯症にはいくつかの種類がありますが、10代の子どもに最も多く見られるのが「思春期特発性側弯症」です。「特発性」とは「原因不明」という意味で、生活習慣や運動不足など一つの明確な原因があるわけではありません。

特に女の子に多く、発症しやすいのは10歳から17歳ごろの成長期です。急激な身長の伸びと並行して、背骨のカーブが進行しやすくなると言われています。

バレーボールや新体操など背骨に大きな負荷がかかるスポーツをしているお子さんが発症するケースも見受けられますが、スポーツをしていない子にも等しく起こりえます。

なぜ「猫背でもないのに」と感じるのか

側弯症の子どもたちの多くは、姿勢が悪いわけでも、だらしなく座っているわけでもありません。むしろスポーツに一生懸命取り組んでいたり、授業中はきちんと背筋を伸ばして座っていたりする真面目な子も多いのです。

それだけに、鏡で背中を確認したとき「なんでおかしいんだろう」という戸惑いが生まれやすい。猫背ではないからこそ側弯症という可能性を見落としてしまうことが最も危険です。

「姿勢を正そう」と意識しても、側弯症のゆがみはそもそも意識の問題ではないため、いくら背筋を伸ばしても改善しません。

鏡でできる!背中のセルフチェック方法

「うちの子も当てはまるかも」と思ったら、ぜひ一度ご自宅で簡単なチェックをしてみてください。

正確な診断はあくまでも医療機関で行うものですが、気になるサインを見つける手がかりとして活用できます。全身が映る鏡の前に真っすぐ立つだけで確認できますよ。

立った状態でのチェック

後ろ姿を鏡(または保護者がスマートフォンで撮影)で確認します。左右の肩の高さが違う、腰のくびれが左右で非対称、片方の肩甲骨だけ飛び出して見える、骨盤の高さが左右でそろっていない、といった点に着目してみてください。

どれか一つでも当てはまるようであれば、専門家への相談をおすすめします。

前屈テスト(アダムス前屈テスト)

学校健診でも行われる有名なチェック方法です。足をそろえてまっすぐ立ち、両手を合わせてゆっくり前に倒していきます。このとき後ろから背中を観察して、背中の片側だけが盛り上がっている場合は側弯症のサインである可能性が高いです。

このテストは骨の回旋を伴う側弯症を見つけるのに有効で、単純な姿勢の左右差とは異なるゆがみを見分けるポイントになります。セルフで行う際は第三者に背中を観察してもらうとより正確に確認できます。

学校健診で「側弯の疑い」と言われたら

健診票に「側弯の疑い」「要観察」と記載されていたとき、親御さんは驚いてしまうと思います。

でも、まずは落ち着いてください。「疑い」はあくまでもスクリーニング段階の判定であり、本当に側弯症かどうか、どの程度の進行かは専門機関での精密検査で初めてわかります。

健診で引っかかったからといって即座に深刻な状態とは限りませんし、逆に健診をパスしたからといって安心しきってしまうのも危険です。気になる変化に気づいたら、健診の結果に関わらず専門家に相談することが大切です。

何科に行けばいいの?

まず整形外科を受診するのが基本です。レントゲン撮影でコブ角(側弯の角度)を測定し、現状の程度を把握します。

コブ角が10度未満であれば経過観察、25度以上では装具治療、50度を超えると外科的手術が検討される場合もあります。軽度であっても成長期は進行することがあるため、定期的な観察が必要です。

整形外科での検査と並行して、背骨まわりの筋肉バランスを整えるアプローチを取り入れることで、悪化を予防しながら体の機能を維持していくことができます。「病院で様子見と言われたけれど、何もしないのは不安」という場合は、ぜひご相談ください。

放置するとどうなる?進行リスクと早期対処の重要性

側弯症は痛みを伴わないことが多いため、「痛くないなら大丈夫」と判断してしまいがちです。

しかし成長期の子どもの場合、身長が伸びるにつれてカーブが急速に進行するリスクがあります。思春期という短い期間に背骨の変形が一気に進んでしまうことも珍しくありません。

重度になると、背骨のゆがみが肺や心臓などの内臓を圧迫し、呼吸機能に影響が出る場合もあります。外見上の変化だけでなく、将来の体の健康にも深くかかわってくる問題です。

だからこそ「なんか背中がおかしいかも」というわずかな違和感の段階で動くことに大きな意味があります。

成長が止まれば進行も止まる?

成長期が終わると進行が止まるケースも多いのですが、そこまでにどの程度のカーブになっているかが、その後の生活の質を大きく左右します。成人してからも残った側弯を元に戻すことは難しいため、成長中の今こそが最も介入しやすいタイミングです。

「まだ子どもだから」ではなく、「子どものうちだからこそ」早めに対処することを強くおすすめしたいです。背骨の柔軟性がある時期ほど、体へのアプローチも効果的に働きやすいのです。

背骨だけじゃない!足元から側弯症を整えるアプローチ

側弯症と聞くと、背骨だけの問題と思われがちですが、実はそれを支える下半身のアライメント(骨格の並び)が大きく関係していることをご存じでしょうか。

背骨は単独で存在しているわけではなく、骨盤・股関節・膝・足首・足のアーチといった下半身全体と連動しています。

足のアーチが崩れていたり、左右の脚の長さに差があったり、骨盤が傾いていたりすると、その影響は必ず上に伝わり、背骨のゆがみをさらに助長してしまいます。

つまり、下半身のアライメント不良が背骨への負担を増幅させているケースが非常に多いのです。「背中がおかしい」という問題の根っこが、実は足元にあるということは珍しくありません。

足元から背骨を整えるインソールの役割

私が長年取り組んできたオーダーメイドインソールは、こうした足元からの骨格バランスを整えることを目的とした補助具です。フランスのSIDAS社で直接研修を受けた技術をもとに、一人ひとりの足の形や重心のかかり方を精密に計測して作成します。

市販のインソールとは異なり、その人の足のアーチや重心位置、歩き方のクセに合わせて設計されるため、靴の中で足が本来あるべき位置に収まりやすくなります。

足元のアライメントが整うことで骨盤の傾きが補正され、背骨への余分なストレスを軽減することが期待できます。

側弯症に対する医療的な治療とは別の話ですが、体を支える土台を整えることは、日常生活の中で背骨にかかる負担を少しでも減らすという意味で、とても有効なアプローチだと考えています。

カイロプラクティックと足元ケアの組み合わせ

当院では、脊柱まわりの筋肉バランスの調整や骨盤の左右差の改善といったカイロプラクティック施術に加えてオーダーメイドインソールによる足元からのアプローチを組み合わせることができます。

背骨だけを見るのではなく、体全体のつながりの中で原因を探り、その子に合ったケアを一緒に考えていくのが私のスタイルです。

また、靴そのものの選び方や正しい履き方、紐の締め方なども、足元のアライメントを保つうえで意外と重要なポイントです。

「靴なんてどれでも同じ」と思っていると、せっかくインソールを入れても効果が半減してしまうことがあります。一つひとつ丁寧にアドバイスしますので、気軽に聞いてみてください。

まとめ:その違和感を見逃さないでください

背中の形がおかしいと感じたとき、その感覚は正しいことがほとんどです。側弯症は外からも本人にもわかりにくいからこそ、誰かが「あれ?」と気づいたその瞬間が最も大切なタイミングです。

痛みがないから大丈夫、成長期だから仕方ない、と後回しにするのではなく、背骨の問題はもちろん、それを支える足元のアライメントも含めて総合的に体を見ていくことが、長い目で見たときにお子さんの体を守ることにつながります。

一人で悩まずに小さな疑問でも気軽に相談していただければと思います。一緒に考えましょう。


院長:長田

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