12月 6日(土)12:00 14:00 ご案内可能です。

足底筋膜炎の痛みは靴で変わる|今すぐ見直すべき理由

本日の予約状況

朝起きて最初の一歩で足裏に激痛が走る、長時間歩くとかかとが痛くて辛い、そんな経験はありませんか?もしかしたらそれは足底筋膜炎かもしれません。

足裏の痛みに悩んでいる方の多くが「どんな靴を履けばいいのか」という疑問を抱えています。実は靴選びを間違えると、せっかく治療を頑張っていても症状が改善しないどころか、悪化してしまうこともあるんです。

院長:長田

靴選びひとつで足底筋膜炎の経過が大きく変わります。正しい知識を持って選んでいきましょう

目次

足底筋膜炎と靴の関係

足底筋膜炎になってしまう方の多くが、実は普段履いている靴に問題を抱えています。

当院に来院される患者さんの靴を見せていただくと、サイズが合っていなかったり、クッション性が全くなかったり、ヒモを結ばずに履いていたりと、足に負担をかける履き方をされているケースがとても多いんです。

足底筋膜は、かかとの骨から足の指の付け根まで扇状に広がる強靭な繊維組織で、歩くときや走るときに足のアーチを支え、地面からの衝撃を吸収する大切な役割を担っています。

この足底筋膜に過度な負担がかかり続けると、微細な損傷が蓄積して炎症を起こし、痛みが発生してしまうのです。

サイズの合わない靴が引き起こす問題

靴のサイズが大きすぎる場合、足が靴の中で滑ってしまい、それを防ごうと無意識に足指に力を入れ続けることになります。

この状態が続くと足底筋膜に常に緊張がかかり、炎症を起こしやすくなります。逆に小さすぎる靴は、足を圧迫して血行不良を招き、筋肉や筋膜の柔軟性を低下させてしまいます。

クッション性のない靴のリスク

硬い靴底の靴や、長年履いてクッション性が失われた靴を使い続けると、地面からの衝撃が直接足底筋膜に伝わります。特にアスファルトなど硬い地面を歩くことが多い現代では、適切なクッション性のある靴を選ぶことが足を守るために不可欠です。

足底筋膜炎を改善する靴選びの6つのポイント

それでは具体的に、どのような靴を選べば足底筋膜炎の改善につながるのでしょうか。当院で20年以上にわたり多くの患者さんを診てきた経験から、特に重要な6つのポイントをお伝えします。

適切なアーチサポートがあること

足のアーチをしっかりと支えてくれる靴を選ぶことが最も重要です。アーチサポートがあることで、足底筋膜にかかる負担を分散し、過度な伸展を防ぐことができます。特に扁平足やハイアーチの方は、アーチの形状に合わせたサポートが必要になります。

市販のインソールを入れるだけでも効果はありますが、より高い効果を求めるなら、足の形状や歩き方の癖に合わせたオーダーメイドインソールの作成をおすすめします。

当院でも、カイロプラクティックの施術と組み合わせることで最大の効果を発揮するオーダーメイドインソールを提供しています。

十分なクッション性があること

かかと部分に適度なクッション性がある靴を選びましょう。着地時の衝撃を吸収してくれるクッションがあると、足底筋膜への負担を大幅に軽減できます。

ただし、柔らかすぎる靴は逆に足が不安定になり、余計な力が入ってしまうため注意が必要です。

適切な靴底の硬さと安定性

靴選びで見落としがちなのが、靴底の硬さです。店頭で靴を選ぶ際には、つま先とかかとを両手で持って左右に捻ってみてください。簡単に捻じれてしまう靴は、歩行時に足が不安定になり、足底筋膜に余計な負担をかけてしまいます。

適度な硬さがあり、簡単には捻じれない靴を選ぶことで、足全体が安定し、正しい歩行動作をサポートしてくれます。この簡単なチェック方法を、ぜひ靴を購入する際に試してみてください。

適切なヒールカウンター(かかとの芯)

かかとをしっかりと固定してくれる硬めのヒールカウンターがある靴を選んでください。かかとが安定することで、足全体のバランスが整い、歩行時の足底筋膜への負担が軽減されます。靴のかかと部分を指で押してみて、簡単に潰れないものが理想的です。

適正なサイズとフィット感

つま先に1センチ程度の余裕があり、足の甲とかかとがしっかりフィットするサイズを選びましょう。このとき重要なのは、前足部が圧迫されて痛みがあったり、明らかに窮屈に感じるものは避けることです。

足は夕方になるとむくんで大きくなるため、靴を購入する際は午後の時間帯に試着することをおすすめします。また、靴ヒモやマジックテープでしっかりと固定できるタイプの靴を選び、毎回きちんと締めて履く習慣をつけてください。

インソールが外せる場合は外したインソールに足を置き、カカトを合わせてつま先の余裕を確認することをおすすめします。

ロッカーソール構造

靴底が適度に湾曲しているロッカーソール構造の靴は、歩行時のつま先の蹴り出しをサポートし、足底筋膜への負担を軽減してくれます。

特にウォーキングシューズやランニングシューズを選ぶ際は、このロッカーソール構造があるかどうかを確認してみてください。

避けるべき靴のタイプ

足底筋膜炎の症状がある方が避けるべき靴もいくつかあります。症状を悪化させないために、以下のような靴は控えることをおすすめします。

スリップオンタイプの靴

履き口が広いスリップオンタイプのシューズは、足首や踵をホールドできないため、足底筋膜に負担をかけてしまいます。

ハイヒールやヒールの高いパンプスは、足の前方に体重が集中し、足底筋膜に過度な負担をかけます。実はヒールの低いパンプスやバレエシューズも同じように足底筋膜に負荷がかかってしまうため注意が必要です。

脱ぎ履きが楽だからという理由で選びがちですが、足底筋膜炎の症状がある間は、しっかりと足をホールドできる靴を選ぶことが大切です。

サンダルやスリッパ

かかとが固定されないサンダルやスリッパは、足が不安定になり、それを補うために足底筋膜に余計な力がかかります。特にビーチサンダルのような薄底のものは、クッション性もないため足底筋膜炎を悪化させる可能性が高いです。

薄底シューズ

最近流行しているミニマルシューズやベアフットシューズは、健康な足であれば足の機能を高める効果がありますが、すでに足底筋膜炎を発症している方には負担が大きすぎます。症状が完全に改善するまでは使用を控えた方が安全です。

古くなってクッション性を失った靴

見た目はまだ使えそうでも、長年使用した靴はクッション性が劇的に低下しています。特にランニングシューズは500~800キロ程度で交換するのが理想的です。

もったいないと感じるかもしれませんが、靴を買い替えるコストと治療にかかる時間やお金を比較すると、早めの交換が結果的に経済的です。

靴だけでは不十分な理由

ここまで靴選びの重要性についてお伝えしてきましたが、実は靴を変えるだけでは根本的な改善にはならないことも知っておいていただきたいのです。

なぜなら、足底筋膜炎の原因は靴だけではなく、股関節や膝、足首などの関節の動きの問題、骨盤の歪み、筋肉のバランスの崩れなど、カラダ全体の問題が複雑に絡み合っているからです

当院では、足元から全身の連動性を検査し、どこに問題があるのかを明確にしたうえで施術を行っています。カラダの土台である足のバランスが整うと、自然と正しい歩き方ができるようになり、足底筋膜への負担も軽減されていきます。

オーダーメイドインソールも、単に既製品を販売するのではなく、施術で整えたカラダの状態を維持し、動きのエラーを補正するために作成しています。

この施術とインソールの組み合わせが、当院の足底筋膜炎治療の大きな特徴であり、多くの方に喜んでいただいている理由です。

今日からできる靴の履き方

最後に、今持っている靴でも効果を高めることができる正しい履き方をお伝えします。どんなに良い靴を選んでも、履き方が間違っていると効果は半減してしまいます。

  • 靴ベラを使ってかかとをしっかり入れる
  • 靴ヒモは毎回ほどいて、履くたびに結び直す
  • つま先を上げてかかとをトントンし、靴の後ろにしっかりフィットさせる
  • つま先を上げた状態で上から順番にヒモを締める
  • 最後に足首部分でしっかりと結ぶ

この正しい履き方を実践するだけで、同じ靴でも足へのフィット感が全く変わります。面倒に感じるかもしれませんが、毎日続けることで習慣化され、自然とできるようになりますよ。

足底筋膜炎でお悩みの方は、まず今履いている靴を見直し、必要であれば買い替えを検討してみてください。そして靴選びと並行して、根本的な原因を解消するための施術を受けることをおすすめします。

一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。あなたの足の痛みから解放され、快適に歩ける毎日を取り戻すために、全力でサポートさせていただきます。

学芸大学にある当院にお越しになることが難しい方へ

検索などでこのページにたどり着いてくださった方の中には、遠方にお住まいで実際にご来院いただくのが難しい方もいらっしゃると思います。

来院できなくても、信頼できる整体院・治療院の見分け方を知ることで、少しでも良い治療院選びに役立てていただければと思います。

信頼できる整体院・治療院の見分け方

  • 初回にしっかりとカウンセリングを行っていること
  • 検査を重視していること
  • 施術計画(回数や期間など)を提示してくれること
  • セルフケアのアドバイスがあること
  • 無理な勧誘がないこと
  • 清潔で落ち着いた環境であること
  • 実績や専門性が明確であること
  • 口コミや評判が良好であること
国家資格について

国家資格を持っているかどうかは安心材料のひとつですが、資格がなくても信頼できる整体院・治療院やカイロプラクティック院はあります。大切なのは、施術者の経験や技術、そして患者様に寄り添う姿勢ではないかと考えています。

オーダーメイドインソールをお探しの方へ

当院ではオーダーメイドインソール作成も行っていますが、遠方の方には申し訳ございませんがインソールを作成することができません。お住まいの地域によっては信頼できる施設をご紹介することも可能です 。

ご相談いただければ、シューズやインソールを選ぶポイントをアドバイスさせていただきます。

さいごに

「通えないから関係が終わり」ではなく、遠方にお住まいの方とも、できる限りつながりを持ちながらサポートしていきたいと考えています。

直接の施術やインソール作成ができなくても、整体院・治療院のご紹介や簡単なアドバイスを通じて、少しでもお役に立てれば幸いです。


院長:長田

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
東京都目黒区碑文谷6-7-3インクルール学芸大学3F
電話番号
03-5544-8287
定休日
日曜・月曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次